シーバス釣りに使うルアーは細分化が進み、タイプや大きさ、色など、種類は千差万別。
数の多さに圧倒されて、どれを選んでよいか分からないし、何個も買うのは金銭的に厳しいですよね。
そこで、港湾部での陸っぱりシーバスで必要になるルアーの種類を大まかに分類して整理しました。
この種類さえあれば、ほとんどのシチュエーションに対応できるので、シーバスのヒット率も大幅アップ間違いなし!
頭の中もスッキリ整理できますよ。
シーバスルアーの種類を泳層別に準備しよう
シーバスは、日によって活性が違いますし、泳いでる場所や深さも異なります。
したがって、あらゆるパターンに対応できるルアーを揃えておく必要があるのです。
でも、最初のうちは全種類なくても大丈夫。
港湾部では「シンキングミノー」を中心に使用し、バイブレーション、ワームをサブで持っておけば良いと思いますよ!
トップウォーター(9~11cm)
浮力が強く、引くのをやめると水面に浮くタイプ。
トップウォーターには2タイプあり、頭部のカップで水をつかんで水しぶきを上げながら泳ぐ「ポッパー」。もう一つは、ロッドであおりながら引くとボディを左右に振って泳ぐ「ペンシル」があります。
夏場のデイゲームなどでハマるときがありますが、ロッド操作でルアーを動かす必要があるので、慣れないうちは揃えなくても良いと思います。
フローティングミノー(7~11cm)
着水直後は浮き、引くと潜り始めます。
そのルアーに設定された深さ以上には潜らず、止めると浮き上がります。
ルアーが軽いので飛距離は出にくいですが、浮力があるので、泳ぎのピッチがキビキビと細かいのが特徴。
シーバスが捕食するレンジ(水深)に合わせられるよう、潜行深度の異なるものを使い分けるのがコツ。
シンキングミノー(7~11cm)
見た目はフローティングと同じですが、オモリが内蔵されていて若干重く、止めるとゆっくり沈みます。
ある程度沈めてから一定の速さで引くと同じ深さをキープ出来ます。
フローティングよりも重いので、ミノーで遠投したいときにも重宝します。
シンキングペンシル(シンペン)
細身のボディでミノーのようなリップはついておらず、ミノーに比べて弱めのゆらゆらとしたアクションが特徴。止めるとゆっくり沈みます。
略して「シンペン」とも呼ばれます。
基本的にはただ巻きで使用し、引くと浮き上がりやすく、水面直下を長く引けるのが特徴。
ヨタヨタと漂うような控えめなアクションなので、派手な動きに反応がない時、ほかのルアーにスレてしまったときに試してみる価値あり。
一応沈むルアーなので表層から底層まで狙えますが、沈下速度が遅いので、深いポイントで使用する場合には重いタイプのものや別のルアーのほうが良いです。
バイブレーション
体高のあるボディの背面にラインアイが付いており、背面で水を受けてブルブルと細かいアクションをします。
波動が強く、ただ巻きで広範囲の魚を惹きつけることができるため、シーバス初心者にはおすすめのルアー。
空気抵抗も少ないのでよく飛び、沈みも速いので、全層を素早く探ることができ、魚の居場所を見つけやすいルアーとも言えます。
水深のある場所の底付近や、岸から離れたポイントを狙うのに向いています。
ワーム(ジグヘッドリグ)
柔らかいゴムのような素材でできており、ミノープラグなどと比べて波動が自然で、ユラユラと滑らかに泳ぎます。
それゆえ、他のハードルアーに反応しない時に使うと有効。
ワーム自体には針は付いていないため、ジグヘッドと呼ばれるオモリと針が一体化したものにワームを刺して使用します。
ジグヘッドのおかげでリトリーブを止めると沈むので、様々な深さを探れます。
ワームのサイズは3~5インチ、ジグヘッドは7~14グラムを使います。
メタルジグ
金属製のルアーで、重いので見た目のサイズの割に飛距離が出ます。
メタルバイブレーションよりも飛距離が出て沈下速度も速いため、強風などで他のルアーでは飛ばずに釣りにならないような状況ではメタルジグの独壇場となります。
リールを巻く速さやロッドの角度によって水面から底層までを自在に通すことができます。
ポイントが遠い時はもちろんですが、足元が深い防波堤なら岸壁スレスレに縦方向に誘うのも効果的。
シーバスルアーの色はどうする?
どの種類のルアーもカラーが豊富で、どのカラーを選んでよいのか迷うところですよね。
ルアーカラーの釣果への影響は諸説あります。
私は、同じルアーで、色だけを変えたとたんバシバシヒットするようになった経験があるので、ルアーカラーは釣果に何らかの影響があるのは間違いないと思っています。
でも、絶対に釣れる色とか、絶対に釣れない色はないですから、ある程度好みで選んでも良いでしょう。
ただ、水の色や光の加減で(シーバスからの)ルアーの見え方が変わるので、最低でも「ナチュラルカラー」と「アピールカラー」の2色は揃えて使い分けたいところ。
ナチュラルカラー
イワシやボラなどの小魚そっくりな「ナチュラル系」のカラーリング。
ボディがホログラムやメッキで、光をキラキラと反射させる。
水が澄んでいたり、明るい場所、また、朝夕のマズメ時で太陽の光が差し込んでいる時に主に使います。
アピールカラー
ホワイトやイエロー、ピンクなど、魚の色ではないが、よく目立つ「アピール系」のカラーリング。
シーバスからはもちろん、人間からも良く見えるので、引いているコースが分かりやすいです。
水が濁っているとき、夜間で薄暗いところで威力を発揮します。
おすすめのシーバスルアー
どんなタイプのルアーを揃えたらよいかが分かったら、次はどのルアーを選ぶか?ですよね。
まずは港湾部で実績のあるルアーの中から好みのものを選んで、釣れると信じて使い続けるのがシーバスゲットへの近道。
以下、港湾陸っぱりシーバスで実績があるルアーをカテゴリー別にご紹介しますよ。
トップウォーター
ダイワ モアザン ソルトペンシル 95F
アムズデザイン アイマ ポッキー 100
フローティングミノー
アムズデザイン アイマ サスケSF95
ガイア エリア10
シマノ シャロ―アサシン 99F フラッシュブースト
シンキングミノー
メガバス X-80SW
ダイワ ショアラインシャイナーZ セットアッパー97S
タックルハウス ローリングベイト RB77
シンキングペンシル(シンペン)
ラッキークラフト ワンダー80
アムズデザイン アイマ ハニートラップ70S
バイブレーション
バスデイ レンジバイブ 70ES
コアマン IP-26 アイアンプレート SC
ワーム(ジグヘッドリグ)
コアマン アルカリ CA-01
エコギア グラスミノーM
コアマン バイブレーションジグヘッド VJ-16
メタルジグ
メジャークラフト ジグパラ ショート
メガバス METAL-X WAVINGRIDER