船釣りに必要な持ち物って何でしょう?
船釣りでは、船上でいざ必要なものがないとなっても取りに帰れないですから要注意。
だからといって、何から何まで持って行くのも大変ですし、キリがないので、
これさえあれば船上で困らない持ち物リスト
を私なりに考えてリストアップしました。
また、船釣りを経験すると、持ち物と同時に【バッグ選び】と【服装選び】も重要だということに気づきます。
快適な釣りを楽しむには、船釣りならではの事情に合わせたバッグと服装選びも重要なので、そのあたりも記事後半でご説明しますよ。
船釣りに必要な持ち物
船釣りでは、船宿でのレンタルが充実しているので、ほぼ手ぶらでもOKなんですが、やっぱり持って行ったほうがいい道具・持ち物もあります。
そこで「これだけあればとりあえず大丈夫」という最低限必要になる持ち物がこちら。
船釣りに【必須】な持ち物
- クーラーボックス
- 長靴
- ハサミ
- プライヤー
- タオル
- 雨具
- 食べ物・飲み物
- コンビニ袋
- ライフジャケット(レンタルあり)
これらがどうして必要なのか?順に説明していきますね。
クーラーボックス
魚が釣れたらその都度クーラーボックスにしまい、新鮮なまま家まで持ち帰るのに必要です。
釣具メーカーの高価なクーラーボックスは保冷能力に優れていますが、朝出発して夕方帰ってくる船釣りならレジャー用のクーラーでも十分です。
あとはクーラーボックスの大きさですよね。
体長が20cm程度のシロギスやメバル狙い20L前後で十分です。
30cm程度のアジやイサキ、イシモチなどだと30L前後がちょうど良いでしょう。
船釣りを中心に考えると、26L~30Lサイズのものが汎用性があっていいと思います。
中に入れる氷は船宿でもらえますよ。
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長靴
雨が降っていなくても船釣りに長靴は必須です。
船の床は海水で濡れていることが多いので、スニーカーなどの普通の靴では、海水が靴に浸み込んで、靴が湿ったままずーっと釣りをすることになり、不快極まりないのです。
船釣りの長靴は、釣り専用である必要はなく、普段使うような一般的なもので十分です。
夏場はさすがに暑いのでサンダルでもOKですが、ビーチサンダルのようなものではなく、マリンシューズのような、かかとをホールドして、肌の露出が少ないものが安全で良いです。 船釣りに履いていく靴を選ぶ際は ・船の床は濡れているので、滑りやすいし靴も濡れる ・魚やエサ、海水などで靴が汚れる ということを大前提に考えましょう。 そうなると、基本的には船釣りの靴は長靴がおすすめ ... 続きを見る
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ハサミ
仕掛けの糸を切ったりするのにハサミは必ず使います。
ステンレス製なら100円ショップのものでもOK。
釣り専用のものならコンパクトに収納できるので便利です。
プライヤー
魚の口に掛かった針を外す時に、プライヤーがあると安全に素早く外せます。
もちろん手でも針は外せますが、指が届かないような口の奥のほうに針掛かりすることも多いので、プライヤーは必須です。
100円ショップのラジオペンチでも代用OKですが、錆びやすいくて先端がやや太いので、釣り専用のもののほうが使いやすいです。
タオル
釣れた魚をつかんだり、汚れを拭き取ったり、海水で濡れたものを拭き取ったりするのに使います。
お手拭き用にキレイに使うタオルと、汚れてもいい用ののタオルの最低2枚持って行くと便利です。
雨具
雨が降ってきたときはもちろんですが、降っていなくても、防寒や服の汚れ防止、濡れ防止などに役立ちます。
使わないかもしれませんが、持っておくといざという時に安心ですよ。
座席が濡れていて、お尻部分が濡れることも多いので、上下別々になっているタイプがおすすめですが、コンビニや100円ショップで売っているような白い半透明な雨具でも、汚れ防止には十分役立ちますので、是非ご用意を。
食べ物、飲み物
船の上では、食べ物、飲み物の販売はありません。
船に乗っている時間を計算し、必要な分の食べ物・飲み物を乗船前に購入していきましょう。
船酔いリスクを避けるために、脂っこい(消化の悪そうな)食べ物は避け、おにぎりやパンなど、手軽に食べられるものがおすすめです。
コンビニ袋
コンビニ袋のようなビニール袋を2,3枚持っていると、濡れたタオルとか、仕掛けのゴミとかを入れておくのに便利です。
ライフジャケット(レンタルあり)
救命胴衣とも言いますが、遊漁船に乗る人は法律でライフジャケットの着用義務があります。
しかし、ほぼ全ての船宿で無料貸し出しをしてくれるので、ライフジャケットは自分で買い揃えて持参する必要はありません。
船釣りにあると便利な持ち物
ここからは【あると便利】な持ち物です。
なくても大丈夫ですが、必要度の高いものをピックアップしました。
船釣りに【あると便利】な持ち物
- 魚バサミ
- 帽子
- サングラス
- 手袋・軍手
- 酔い止め薬
これらは必要性に応じて準備すると良いと思います。
魚バサミ
釣れた魚は片方の手で握り、もう片方の手でハリを外すわけですが、魚をタオルでくるんでから握ると、ツルッと滑ることもなく、手に魚の臭いが移ることもなく外せます。
このように、タオルでつかむ代わりになるのが「魚バサミ」です。
魚バサミのメリットは、少ない力でタオルよりもがっちりと挟めるので針が外しやすいのと、トゲや毒のある魚や、背ビレが鋭い魚をつかむ際に、手に刺さる危険性が格段に低いということ。
25cmくらいまでの魚なら、この魚バサミではさむことができます。
帽子
船上では日陰となる場所が少ないので、晴れている日は、長時間直射日光にさらされます。
また海上では常に風が吹いていますから、帽子をかぶることで防寒にもなります。
そういった意味から、船釣りでは帽子をかぶっている人は多いんです。
どんな帽子でもOKですが、風で飛ばされないよう、あごひもがついているタイプのほうが安心です。
サングラス
サングラスは晴れている日の目の保護、疲労軽減に役立ちます。
サングラスの中でも、「偏光グラス(偏光レンズ)」という、水面の反射光のギラツキを抑える加工をしてあるタイプが釣りに向いています。
手袋・軍手
冬場の防寒対策としては必須アイテムとなりますが、それ以外の季節でも、日焼け防止とか、魚のトゲとかハリなどによる手のケガ防止にも役立ちます。
釣りでは、糸を結んだりエサを針につけたりなどの細かい作業が多いので、親指、人差し指、中指がないタイプが使いやすいです。
100円ショップのガーデニンググローブや作業グローブ(手のひら側がゴムびきになっている薄手のやつ)を買って、第一関節くらいまでハサミでカットする方法もあります。
酔い止め薬
船酔いしやすいと自覚している人はもちろん、場合によっては船酔いするかもしれないと思う人は、乗船前に酔い止め薬を飲んでおくと安心です。
船酔いすると、せっかくの釣りが台無しになってしまいますからね。
「アネロン」が特にオススメです。
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船釣り用のバッグは防水性のあるものを
船の上は、意外と波しぶきがかかったり、床が海水で濡れていたりするので、かなりの確率で服も荷物も濡れてしまいます。
キレイなタオルやスマホなどの貴重品を海水から守る意味でも、荷物を収納するバッグは防水性のあるものがおすすめです。
良く釣りに行く人なら釣り専用の防水バッグである「バッカン」を用意しても良いと思います。
「バッカン」は、チャックの部分は布なのですが、他は全てビニールでできていますから、雨でも中まで水が浸み込むようなことはありません。
また、置いたときの安定感もありますから、風や船の揺れでも動かない点もいいですね。
船釣りの服装で心掛けることとは?
船釣りの服装で気をつけないといけないのは、夏場は日焼け防止対策、夏以外は寒さ対策です。
夏は、船の上は日陰が少なく、炎天下で1日中釣りをするので、通気性の良い素材の長袖長ズボン+帽子がベスト。
船上はほどい風が吹いているので、それほど暑くはないでしょう。
秋・冬・春は、寒さに気をつけます。
海上では、陸上よりも1~2枚多めに着込んでちょうど良いくらいと思ってください。
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船釣りの竿・リールはレンタルで
最後に、船釣りに最も必要な持ち物である「竿とリール」です。
竿とリールは、ほぼ100%の船宿でレンタルがありますので、初心者ならばとりあえず船宿で借りて済ませるのがいちばん。
マイロッド・マイリールが欲しいかもしれませんが、何回か船釣りを経験して、何が必要なのか自分で分かるようになってからのほうが良い買い物ができると思います。
仕掛けは釣具店でも事前に購入できますが、船宿が用意する仕掛けのほうが間違いがないので、船宿で買うようにしましょう。
ちなみにエサは乗船料金に含まれていますので、自分で準備する必要はありません。
船釣りの持ち物 まとめ
狙う魚種を問わず、船釣りに絶対必要なアイテムをご紹介しました。
釣り竿・リール・ライフジャケットなど、自前で揃えるのが大変なものは船宿でレンタルできるので、自分で準備する物は少なくて済むし、どれもすぐに準備できそうなものばかりですよね。
持ち物リストを参考に、是非船釣りに出かけてください!