釣り方・知識

釣りのオモリの種類や重さの選び方(換算表付き)

釣りのオモリの種類と使い方

釣りの仕掛けにオモリが必要なのは分かるけど、メッチャ種類が多い!

仕掛けが沈めばいいんだから、基本的にはどんな形のオモリを使ったっていいんです。
でも、色々種類があるということは、それぞれに特徴があり、使い分けることによって、その釣りがやりやすくなるということ。

どの釣り方で、どのオモリを選ぶのか?
適切なオモリの種類の選び方をザックリと把握して、脱釣り初心者しましょう。

tomo
でも、川釣りで2,3種類、海釣りで2,3種類あれば、ほとんど対応できます。意外と簡単でしょ!

使うオモリの種類が決まった後は、「重さ」を決めないといけませんね。

どのくらいの重さを使えばよいのか?についても目安をお伝えします。

釣りオモリの役目・役割

オモリって、釣りでは必須というくらい重要なアイテムで、オモリを使わない釣りなんてないんじゃないでしょうか?

どんな釣りにも使うオモリだけあって、使う目的もさまざま。
オモリの役割は「仕掛けを沈める」だけじゃないんですよ。

・ウキ釣りでは、ウキの浮力調整。
・のべ竿では仕掛けを振り込みやすくする。
・川釣りでは、エサが流れに負けないように安定させる。

こんな使い方でも活躍しているんです。

オモリの基本的な役割は「仕掛けを投げたり沈めたりして、魚のいるタナまで仕掛けを運ぶ」アイテムですが、それぞれのオモリの特徴を知って使い分けられるようになれば、いつもの釣りにより一層幅が出て、釣果も上がるはず!

 

釣りオモリの種類の使い分け

主に川、池など淡水の釣りで使われるオモリ

ガン玉
球状の鉛の中央部に割れ目が入っています。ここに道糸やハリスをはさみ、割れ目をギュッとつぶして固定します。ウキの浮力調整に使うことが多いですが、海のヘチ釣りや、ルアーフィッシングのソフトルアー用のシンカーとして使うこともあります。
カミツブシ
(割ビシ)
ガン玉が楕円状になったタイプです。歯でかみつぶしてラインに取り付けるので「カミツブシ」と呼ばれます。用途はガン玉と一緒ですが、最近は使う人が少なくなっているようです。
板オモリ
板オモリ薄い板状の柔らかいオモリで、ハサミで好きな大きさ・形にカットし、指で糸にクルクルと巻きつけて使います。主に川のウキ釣りやミャク釣り、ヘラブナ釣りなどで使います。
ナツメ型
(中通しオモリ)
オモリの中心部を穴が貫通していて、糸が通せるようになっています。仕掛けがオモリの影響を受けずに遊動式になるので、魚が抵抗なくエサを捕食。食い込みが良く、アタリも明確に出やすくなります。

のべ竿の川釣りで使う重さ

リールを使わない、のべ竿での川、池での釣りなら「ガン玉」と「板オモリ」を持っていればOK。

ガン玉も、4号~2Bくらいあれば十分。ウキの浮力に合わせて重さを調整するだけ。

ガン玉は、ウキの大きさや流れの強さに応じて取り付ける重さを変える必要があるので、それぞれの重さを単品で購入するより、セットになったものを一つ持っておくと便利ですよ。

リール竿での鯉釣りなんかだと、流れの速さにもよりますが、中通し10号~20号で対応できると思いますよ。

主に海釣りで使われるオモリ

以下のオモリは、主に海釣りで使用されることが多いです。
取り付ける場所は、どれも仕掛けの一番下になります。

ナス型
堤防のサビキ釣りやちょい投げによく使用されます。野菜のナスに形が似ているのでこの名がつき、ツルンとした形状なので根掛かりが少ないが、一方で潮に流されやすいです。
小田原型
(六角オモリ)
ナス型オモリを六面体のようにカットした形状で、潮に流されにくく工夫されています。用途はナス型と一緒ですが、潮流がやや速い釣り場で使用するとメリットを活かせます。
胴突き型
ナス型や小田原オモリよりも重いラインナップで、船釣りの胴突き仕掛けに使用します。陸っぱりでは使いません。沈下速度が速くなるように矢印のような形をしています。

堤防釣りでは、ナス型か小田原型を使うことがほとんどです。
ナス型と小田原型でそれほど違いはないので、お好みで良いですが、小田原型は10号より軽いのはあまり販売されていません。
逆にナス型は20号より重いのはあまり販売されていません。

海釣りで使うオモリの重さは?

どのくらいの重さを使うかは、釣り場の潮の速さや狙う深さによってマチマチなので、事前リサーチが必要。
例えば10号~15号くらいで良いことが分かったら、軽めの10号と重めの15号の2種類用意しておけば、どんな状況でも対応できます。

※一般論での目安として・・・
・堤防のサビキ釣り・・・ナス型 5~15号
・堤防のちょい投げ・・・ナス型or小田原 10~20号
・船釣り・・・船宿の指示する重さを使用→船釣りの場合は事前に船宿に重さを聞いておくこと!

tomo
例えば、ナス型の5号、10号と、小田原の15号、20号を持っていれば、堤防の釣りはほぼカバーできるんじゃないかな。(ウキ釣り除く)

テンビンのオモリは仕掛けの中間に使われる

【テンビン(天秤)】にもオモリがついています。
テンビンは、仕掛けの中間(道糸と仕掛けの間)にセッティングして、長い腕が道糸と仕掛けの絡みを防止し、腕の弾力性で魚の食い込みをサポートします。

ちょい投げや投げ釣りではテンビンは必須アイテムですので、種類と特徴を覚えておきましょう。

片テンビン
片テンビン写真のような腕の長さが10cm程度のものはちょい投げ仕掛けに使い、腕が40cmくらいあるものは船釣りのコマセ仕掛けに使用します。オモリと天秤は別売りで、状況に応じてオモリの重さを変えられるようになっています。
ジェット
テンビン
堤防や砂浜からの本格的な投げ釣りに使用します。オレンジ色部分の羽根のおかげで、巻き上げ時に仕掛けが浮き上がりやすいので、根掛かり防止にもなります。
海草
テンビン
本格的な投げ釣りに使用。腕を自分で90度に曲げてから使います。腕がL型に固定されているため、投げた際に道糸と仕掛けが絡みにくいです。
スパイク
テンビン
構造はジェットテンビンと同じですが、オモリにスパイクシューズのような突起があり、平べったいので、砂地をしっかりキープし、速い潮でも流されにくくなっています。カレイ狙いの投げ釣りによく使われます。

tomo
私の場合、投げ釣りだったら、15号・20号・25号の3種類くらい用意して、実際に釣り場に着いたときに潮の速さに合わせるかな。

釣りのオモリ グラム換算表

ガン玉の重さの単位が「B」で、ナス型は「~号」ってなっていますが、それらが実際何グラムなのか?換算表を作りましたので、参考にして下さい。

tomo
実際に釣りする時に、これらが何グラムなのか?なんて、知らなくても全く問題ありませんよ~。どのくらいの号数のオモリを使えばよいのか?だんだんと感覚が身についてきます。
ガン玉割ビシオモリ
8号0.06g
7号0.09g
6号0.12g
5号0.17g
4号0.20g極小0.20g
3号0.25g小小0.25g
2号0.35g0.35g
1号0.45g
B0.55g
2B0.85g0.80g
3B1.00g1.00g
4B1.30g大大1.35g
5B1.65g0.5号1.88g
6B1.90g特大2.35g
1号3.75g
1.5号5.63g
2号7.50g
3号11.25g
4号15.00g
5号18.75g
6号22.50g
7号26.25g
8号30.00g
10号37.50g
12号45.00g
15号56.25g
18号67.50g
20号75.00g
25号93.75g
30号112.50g
35号131.25g
40号150.00g
50号187.50g
60号225.00g
70号262.50g
80号300.00g
100号375.00g

 

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