初めて船釣りに行くとき、「どんな服装で行けばいいの?」と迷う人は多いと思います。
特に船釣りは、陸上の釣りと違って海の上で風を受ける、波しぶきで濡れる、日差しを遮る場所が少ないなど、服装を選ぶときに考えておきたいポイントがあります。
夏なら暑さと日焼け、冬なら寒さへの対策が必要です。春や秋も、陸上では過ごしやすい日でも海上では肌寒く感じることがあります。
そこでこの記事では、釣り歴の長い私が、初心者向けに船釣りの服装を季節ごとに解説します。
6月・7月など夏の船釣りの服装や、女性が船釣りをするときの服装、雨具・帽子・靴などの基本的な装備についても紹介します。
関連記事
船釣りの道具や料金、予約方法など、服装以外についてはこちらの記事で。
>>初めての船釣りの始め方(予約、道具、料金など)
まずはみんながどんな服装なのかチェック!
細かい話をするよりも、まずはみんながどんな服装で船釣りをしているのかを見てください。
こちらの写真は、ダイワの船釣り教室(東京湾・相模湾)の参加者の写真です。






船釣りの服装は「濡れても汚れてもいい」が基本

船釣りの服装は、基本的に動きやすく、濡れても汚れても気にならない服がおすすめです。
船の上では、次のようなことが起こります。
- 波しぶきがかかる
- 魚やエサで服が汚れる
- 釣り針が服に引っかかることがある
- 陸上より風を強く感じる
- 夏は強い日差しを受ける
- 冬は冷たい風を長時間受ける
そのため、おしゃれ着よりも汚れても問題ない服装を選んだほうが、釣りに集中できます。
また、海上では風を受け続けるため、同じ気温でも陸上より寒く感じることがあります。
特に春や秋は、「陸では暖かいから大丈夫」と薄着で行くと、船の上で寒く感じることがあります。
暑ければ脱げるように、重ね着で温度を調整できる服装にしておくと安心です。
まず確認したい船釣りの基本的な服装
季節に関係なく、船釣りでは次のアイテムを準備しておくと安心です。
- 帽子
- 動きやすい服
- 長ズボン
- 雨具
- 濡れても問題ない靴
- 季節に応じた防寒・日焼け対策用品
船釣りでは、服装だけでなく雨具と靴も重要です。
雨具は持っていったほうが安心
船釣りでは、天気予報が晴れでも雨具を持っていくことをおすすめします。
海上では風や波によって波しぶきがかかることがあります。また、天候が変わったり、足元が濡れたりすることもあります。
特に長時間の船釣りでは、濡れたまま過ごすと体が冷えてしまいます。
雨具は、レインコートよりも上下が分かれたタイプのほうが、釣りでは動きやすく使いやすいでしょう。
防寒着としても使えるので、春や秋の船釣りでも持っておくと便利です。
帽子は夏だけでなく冬も必要
帽子は日焼け対策だけでなく、冬の防寒にも役立ちます。
夏は日差しを防ぎ、冬は頭や耳に直接冷たい風が当たるのを防いでくれます。
船の上は風が強く、帽子が飛ばされることもあるので、あご紐や帽子クリップなどで固定できるタイプなら安心です。
靴は滑りにくく濡れてもいいものを
船の床は、波しぶきや海水で濡れることがあります。
そのため、船釣りでは滑りにくく、濡れても問題ない靴を選びましょう。
長靴やマリンシューズなどが候補になります。
船によって足元の状況や推奨される靴が異なるため、初めて利用する船宿の場合は、予約時に確認しておくと安心です。
また、ビーチサンダルのように脱げやすい履物は、船上での移動には向いていません。
春の船釣りの服装【3~5月】
春は陸上では暖かくなってきますが、船の上ではまだ肌寒く感じることがあります。
特に朝早く出船する場合は、出発時の気温だけで服装を決めないようにしましょう。
基本は重ね着で調整できる服装がおすすめです。
春の基本的な服装
- 帽子
- 長袖のシャツ
- トレーナーや薄手の防寒着
- ウィンドブレーカーなど風を防げる上着
- 長ズボン
- 濡れてもいい靴
- 雨具
寒い日はインナーや防寒着を追加し、暑くなったら脱げるようにしておきます。
春は紫外線も強くなってくるため、日焼け対策も忘れないようにしましょう。
私が春や秋に使っているウィンドブレーカーは、モンベルの「ライトシェルパーカ」です。

夏の船釣りの服装【6~9月】
夏の船釣りは、冬とは逆に暑さと紫外線への対策が重要です。
特に6月・7月以降は日差しが強くなり、船の上では日陰が少ないため、陸上にいるとき以上に日焼けしやすくなります。
夏の基本的な服装
- 帽子
- 薄手の長袖シャツ
- 長ズボンまたは動きやすいパンツ
- 濡れてもいい靴
- 日焼け止め
暑いからといって、半袖シャツと短パンだけで船に乗るのは注意が必要です。
強い日差しを長時間浴びるため、日焼けだけでなく暑さで体力を消耗することもあります。
薄手で通気性のよい長袖シャツや、ラッシュガードなどを利用すると、肌を日差しから守りながら釣りをしやすくなります。
夏の船釣りは日焼け対策を忘れずに
夏の日焼け対策では、特に首や手の甲の日焼けに注意してください。
顔や腕には日焼け止めを塗っていても、首の後ろや耳、手の甲などは忘れやすい部分です。
- 日焼け止めを塗る
- 薄手の長袖を着る
- 帽子をかぶる
- 首の後ろを露出しすぎない
- 必要に応じてアームカバーなどを使う
特に女性は、日焼け対策としてラッシュガードやアームカバーを利用するのもよいでしょう。
夏の帽子は首筋の日焼けにも注意
キャップタイプの帽子は手軽ですが、首の後ろまで完全にはカバーできません。
首筋の日焼けが気になる場合は、つばの広いハットタイプを選ぶ方法もあります。
キャップを使う場合は、首筋にも日焼け止めを塗るなどして対策しましょう。
夏の船釣りの靴は「濡れてもいい」が基本
船の床(足元)は、循環パイプから海水が出ていて常に濡れてることがあります。
そのため、濡れても問題なく、滑りにくい靴を選びましょう。
長靴やマリンシューズなど、船釣りに適した履物が使いやすいでしょう。
サンダルを使用する場合は、脱げやすいビーチサンダルではなく、かかとが固定されるなど、船上での安全性を考えてください。
秋の船釣りの服装【9~11月】
秋も春と同じく、陸上の気温だけで服装を決めないことが大切です。
9月はまだ暑い日がありますが、11月になると朝夕はかなり冷え込むことがあります。
そのため、秋は脱ぎ着して調整できる服装がおすすめです。
秋の基本的な服装
- 帽子
- 長袖シャツ
- トレーナーや薄手の防寒着
- 風を防げる上着
- 長ズボン
- 濡れてもいい靴
- 雨具
寒い時はインナーを追加し、暑くなったら上着を脱ぐようにします。
特に秋の早朝は思った以上に寒いことがあるため、予備の防寒着を1枚持っていくと安心です。
冬の船釣りの服装【12~2月】
冬の船釣りは、とにかく防寒対策を重視してください。
冬の海上では冷たい風を長時間受けることになるため、陸上での普段着と同じ感覚で考えないほうがよいでしょう。
特に早朝から出船する場合は、乗船前から寒さを感じることがあります。
冬の基本的な服装
- ニット帽
- ネックウォーマー
- 保温性のあるインナー
- トレーナーなどの中間着
- ダウンベストなどの防寒着
- 防寒ジャケット
- 手袋
- タイツ
- 長ズボン
- 防寒ズボン
- 厚手の靴下
- 防寒ブーツや長靴
私は寒がりなので、冬の船釣りでは上記の装備に加えて、登山用の高機能インナーやダウンジャケットなどを重ね着して寒さをしのいでいます。
関連記事
>>私が冬場に重ね着している防寒着一覧
冬は重ね着で温度を調整する
冬の船釣りでは、最初から1枚の分厚い服だけで防寒するよりも、複数の服を重ね着したほうが、保温効果も高く、体温調整もしやすいので便利です。
船上で暑くなったら1枚脱ぎ、寒くなったら追加できるようにしておきましょう。
私が使用しているモンベルの「ジオライン L.W. ラウンドネックシャツ」や「スーパーメリノウール EXP. ラウンドネックシャツ」も、冬の重ね着で使用しています。


ニット帽やネックウォーマーで首・耳を防寒
冬は頭や耳、首から冷たい風が入ってきます。
ニット帽で耳まで覆い、ネックウォーマーなどで首元を防ぐと防寒しやすくなります。
手が冷える場合は、ポケットにカイロを入れておくのも便利です。
私の場合は、指先の出ているグローブをして、カイロで手を温めながら釣りをしています。
防寒着がなければスキーウェアも選択肢
船釣り専用の防寒着を持っていなくても、スキーウェアなどの防寒性が高いウェアを利用する方法があります。
重要なのは、船の上で長時間冷たい風を受けても寒さを防げることです。
ただし、釣りでは竿を振ったり魚を取り込んだりするため、動きやすさも確認しておきましょう。
私が冬に使用しているアウターは、モンベルの「パウダーライトパーカ」です。

初心者向け!春・夏・秋・冬の船釣り服装チェックリスト
初めて船釣りへ行く場合、「結局何を着ていけばいいの?」と迷いますよね。
そこで、季節ごとに最低限チェックしておきたい服装をまとめました。
出発前にチェックして、忘れ物がないか確認してください。
春の船釣り服装チェックリスト
春は陸上が暖かくても、海上では風が冷たく感じることがあります。脱ぎ着できる重ね着がおすすめです。
- □ 長袖シャツ
- □ トレーナー・薄手の防寒着
- □ 風を防げる上着・ウィンドブレーカー
- □ 長ズボン
- □ 帽子
- □ 滑りにくく濡れてもいい靴
- □ 雨具
- □ 日焼け止め
- □ 予備の防寒着
ポイント:「少し寒いかも」と思ったら、上着を1枚多めに持っていくと安心です。暑くなれば脱いで調整できます。
夏の船釣り服装チェックリスト
夏は暑さと紫外線対策が重要です。薄手で通気性のよい服を選び、肌の露出を減らしましょう。
- □ 薄手の長袖シャツ・ラッシュガード
- □ 長ズボン・動きやすいパンツ
- □ 帽子
- □ 日焼け止め
- □ 濡れてもいい滑りにくい靴・マリンシューズ
- □ タオル
- □ 飲み物
- □ 雨具
- □ 着替え
ポイント:6月・7月以降は日差しが強くなるため、腕や首筋、手の甲などの日焼けにも注意しましょう。
秋の船釣り服装チェックリスト
秋は9月と11月では気温が大きく違います。特に朝は冷えることがあるので、重ね着で調整できるようにします。
- □ 長袖シャツ
- □ トレーナー・薄手の防寒着
- □ 風を防げる上着
- □ 長ズボン
- □ 帽子
- □ 滑りにくく濡れてもいい靴
- □ 雨具
- □ 日焼け止め
- □ 予備の防寒着
ポイント:9月はまだ暑い日がありますが、11月になると朝夕は冷え込みます。行く時期と当日の天気予報を確認して服装を調整しましょう。
冬の船釣り服装チェックリスト
冬の船釣りは冷たい風を長時間受けるため、防寒対策をしっかり準備しておきましょう。
- □ 保温性のあるインナー
- □ トレーナー・中間着
- □ ダウンベストなどの防寒着
- □ 防寒ジャケット
- □ 長ズボン
- □ 防寒ズボン
- □ ニット帽
- □ ネックウォーマー
- □ 手袋
- □ 厚手の靴下
- □ 防寒ブーツ・長靴
- □ カイロ
- □ 雨具
ポイント:冬は「暑かったら脱ぐ」くらいの気持ちで、少し多めに防寒着を準備しておくと安心です。
どの季節でも持っていきたい船釣りの基本アイテム
季節に関係なく、船釣りでは次のものを準備しておくと安心です。
- □ 帽子
- □ 雨具
- □ 滑りにくく濡れてもいい靴
- □ タオル
- □ 着替え
- □ 日焼け止め
- □ 飲み物
特に雨具と着替えは、雨が降らない予報でも用意しておくと安心です。
船の上では波しぶきなどで思った以上に濡れることがあります。濡れたまま長時間過ごすと体が冷えてしまうため、帰りの着替えも含めて準備しておきましょう。
船釣り初心者は「脱げる・着られる」を意識しよう
船釣りの服装で迷ったら、重ね着して、暑ければ脱げるようにするのが基本です。
特に春や秋は朝と昼で気温が変わることがあります。また、夏でも海上の風で涼しく感じる場合があります。
反対に冬は、寒くなったときに追加できる防寒着を用意しておくことが大切です。
「少し多いかな?」くらいの準備をしておくと、船の上で服装を調整しやすくなります。
女性の船釣りの服装は?
女性が船釣りをするときも、基本的な考え方は男性と同じです。
ただし、夏の日焼け対策や、トイレなどを考えて、服装を選ぶとより快適に過ごせます。
女性の船釣りは日焼け対策を重視
夏の船釣りでは、薄手の長袖シャツやラッシュガード、アームカバーなどを利用すると日焼け対策になります。
日焼け止めも併用し、首や手の甲など、露出している部分にも塗っておきましょう。
動きやすいパンツスタイルがおすすめ
船の上では立ったり座ったり、魚を取り込んだりすることがあります。
そのため、動きやすいパンツスタイルのほうが船釣りには向いています。
また、波しぶきや魚、エサなどで服が汚れることもあるため、汚れても問題ない服を選びましょう。
トイレのことも考えて服装を選ぶ
船釣りでは、船内の限られたスペースでトイレを利用することになります。
防寒着を何枚も重ねすぎたり、脱ぎ着しにくい服装にしたりすると、トイレのときに不便です。
冬は防寒を優先しつつも、脱ぎ着しやすい重ね着を意識するとよいでしょう。
船釣りの服装で避けたいもの
船の上では、普段の街歩きとは違った環境になるため、避けたほうがよい服装があります。
滑りやすい靴
船の床は濡れることがあるため、滑りやすい靴は避けましょう。
濡れても問題なく、滑りにくい靴を選ぶことが大切です。
脱げやすいサンダル
脱げやすいサンダルは、船上での移動時に危険になることがあります。
夏にサンダルを使う場合は、かかとが固定できるなど、脱げにくいものを選びましょう。
動きにくい服
船釣りでは、竿を持ったり、魚を取り込んだりするため、動きやすさが重要です。
特に冬は防寒着を重ねすぎると動きにくくなることがあります。
防寒性だけでなく、腕や肩を動かしやすいかどうかも確認してください。
船釣りの服装を季節別にまとめると
| 季節 | 服装のポイント |
|---|---|
| 春 | 重ね着で寒暖差に対応。風を防ぐ上着があると安心 |
| 夏 | 暑さ・紫外線対策を重視。薄手の長袖や日焼け止めを活用 |
| 秋 | 気温差に備えて脱ぎ着できる服装にする |
| 冬 | 保温性の高いインナーと防寒着でしっかり防寒 |
船釣りの服装は「迷ったら多め」が安心
船釣りの服装で迷ったら、基本的には少し多めに持っていくことをおすすめします。
特に春や秋は、出船前は暖かくても海上では寒く感じることがあります。
逆に暑くなった場合は、上着を脱いで調整できます。
また、雨具は雨が降らなくても、波しぶきや防寒対策として役立つことがあります。
「暑かったら脱ぐ」「寒かったら着る」「濡れたら着替える」という準備をしておくと、船の上で快適に過ごしやすくなります。
関連記事
船酔いが心配な方はこちらも参考にしてください。
>>船酔いは前日と当日の対策で乗り切れる!絶対おすすめの薬もご紹介!
船釣りの服装まとめ
船釣りの服装は、季節によって重点を変えることが大切です。
- 春・秋は重ね着で寒暖差に対応する
- 夏は暑さと紫外線、首や腕の日焼けに注意する
- 冬は海上の冷たい風を考えてしっかり防寒する
- 雨具は雨だけでなく波しぶきや防寒にも役立つ
- 靴は濡れてもよく、滑りにくいものを選ぶ
- 女性も日焼け対策や動きやすさ、トイレのしやすさを考えて服装を選ぶ
船釣りでは、服装が快適かどうかで釣りを楽しめるかどうかも変わってきます。
特に初めて船釣りへ行く場合は、季節の気温だけで判断せず、海上で風を受けること、濡れる可能性があることを考えて準備しておきましょう。
しっかり準備をして、快適な船釣りを楽しんでください。