船釣りに初めて挑戦する人にとって、いちばん迷うのが服装。
寒いと聞いているけど、今一つピンときません。
そこで、釣り大好きな私が、春夏秋冬の季節別に、どんな服装なら不自由なく楽しめるのか、船釣りの服装についてご紹介します。
関連記事船釣りの道具や料金、利用のしかたなど、服装以外についてはこちらの記事で。
>>初めての船釣りの始め方(予約、道具、料金など)
まずはみんながどんな服装なのかチェック!
細かい話をするよりも、まずはみんながどんな服装で船釣りをしているのかを見てください。
こちらの写真は、ダイワの船釣り教室(東京湾・相模湾)の参加者の写真です。
船釣りの服装の基本事項
まずは季節問わず、船釣りに必要な服装や装備について確認しておきましょう。
服装についての基本的な考え方
服装は動きやすい服装であれば、基本的に問題ありません。
ただし、船釣りの特殊なところは、
「波しぶきがかかって濡れる」
「魚の匂いや汚れがつく」
「釣り針が服に引っかかることもある」
「風が陸上よりも強い」
ところです。
ですので、服装は「汚れてもいい服」のほうが、気兼ねなく釣りを楽しめますよ。
また、寒さ対策ですが、海風は温度が低く、海上は陸上よりも風が強いので、普段の生活で着ている服よりも1~2枚多めに着るくらいでちょうど良いと思ってください。
雨具はあったほうが良い
釣り座には屋根はありませんし、いったん出船したら7,8時間海の上なので、天候が急変して雨になるかもしれません。
また、天気予報で絶対に雨が降らない日でも、風が強い日だと波しぶきをかぶったり、座るところが濡れてしまったり、急に寒くなったりした場合、雨具があると重宝します。
浅場・近場の釣りで、天気が安定した日なら不要ですが、その他の場合は、ビチョビチョになると釣りする気分じゃなくなりますので、念のため持って行った方が安心です。
なお、雨具はレインコートではなく、上下別になっているタイプのほうが使いやすいですよ。
帽子は必須
船上は日陰がほとんどないので常に日差しが照りつけます。
冬場は頭や耳が寒風にさらされてとても寒いです。
ですので、帽子は絶対にあったほうが良いアイテムです。
風で帽子が飛ばされてしまうこともあるので、あご紐付きにするか、襟と帽子をつなぐ帽子クリップ?があると安心です。
靴は靴底が平らのものを。濡れる覚悟で
船の上は波が穏やかな日でも揺れていますので、スニーカーのような、靴底がゴムで平らなものがおすすめです。
また、多くの釣り船では、床(自分の足元)は海水で濡れてしまいます。
さらに船によっては、ホースで常に足元に海水を流している船もあります。
したがって、革靴だと靴をダメにしてしまうかもしれません。
格好悪いかもしれませんが、船釣りの靴は、長靴がベストです。
夏場はさすがに暑いので裸足にクロックスでもOKです。
サンダル系なら必ずかかとが固定できるタイプを。
春(4~6月)・秋(9月中旬~11月)の船釣りの服装
陸上では過ごしやすい陽気なので、つい気が緩んで薄着をしがちですが、海上は意外と寒いです。
普段の生活の1,2枚は余分に着込んでちょうど良いくらいかも。
もし暑ければ脱げばよいだけの話です。心配な方はちょっと余分に服を持って行きましょう。
【基本的な服装】
- 帽子
- 下着Tシャツ
- トレーナー
- ウィンドブレーカー
- 長ズボン
- 長靴
(寒い日はさらに)
- 長袖シャツや下着Tシャツ、タイツをプラス
また、天候も不安定ですので、雨具は忘れないようにしましょう。
雨具は思ったより寒かった時の防寒対策にもなります。
雨具は上下別々のタイプで、せめて1,980円以上のものにしてください。
レインコートは使いにくいですよ。
4月くらいから紫外線量が増えてくるので、日焼け対策も忘れずに。
参考までに、私が春秋に使っているウィンドブレーカーはモンベルの「ライトシェルパーカ」というやつです。
軽くて風も通さず、肌寒い時に活躍しています。
夏(7~9月中旬)の船釣りの服装
夏は寒さ対策よりも日焼け対策重視です。
【基本的な服装】
- 帽子
- 長袖シャツ
- 長ズボンもしくは7分丈パンツ
- 長靴もしくはクロックスサンダル、マリンシューズ
- +日焼け止めクリームを塗る
暑いからといって半袖シャツと短パンは要注意です。
確実にひどい日焼けになりますので、たっぷりこまめに日焼け止めを塗るか、風通しの良い薄手の長袖長ズボンを着用しましょう。
もし半袖Tシャツを着るなら、腕に日焼け止めをしっかりと。
最近はラッシュガードとTシャツの重ね着をされている方も多いです。
女性ならアームカバーも良いですね。
忘れがちなのが後頭部の首筋の日焼けです。
帽子も出来れば前にツバのあるキャップタイプではなく、麦わら帽子のようなハットタイプがおすすめ。
おしゃれ的にキャップで行くなら、首筋にしっかり日焼け止めを塗るか、バンダナを巻いておきましょう。
夏場の靴について
船の床は濡れていますので、滑りにくく濡れてもOKの靴を選びましょう。
ビーチサンダルは脱げやすく転倒の危険があるので絶対にNGです。
つま先の保護も兼ねて、素足にクロックスサンダルかマリンシューズがおすすめです。
冬(12月~3月)の船釣りの服装
冬は極寒だと思って臨んで下さい。
スキー場の比じゃありません。
自分でも信じられないぐらいの厚着をした方が良いですよ。
暑かったら船上で脱いで調節すればよいのです。
【基本的な服装】
- ニット帽
- ネックウォーマー
- ヒートテック下着Tシャツ2枚
- トレーナー
- ユニクロ ウルトラライトダウンベスト
- 防寒ジャンバー(綿やダウンが入っているもの)
- 指先の出る手袋
- タイツ
- 長ズボン
- 防寒ズボン(普通のズボンの上に重ね着するズボン)
- 長靴(できればウィンターブーツ)
- 厚手の靴下
私は寒がりなので、上記の装備にさらに登山用の高機能下着、ユニクロのウルトラライトダウンジャケットもプラスして寒さをしのいでいます。
関連記事
>>私が冬場に重ね着している防寒着一覧
登山用の高機能下着はヒートテックより何倍も暖かいですし、汗の速乾性もありますので、寒がりの人にはおすすめ。
モンベル ジオライン L.W. ラウンドネックシャツ
モンベル スーパーメリノウール EXP. ラウンドネックシャツ
ニット帽で耳まで隠すのがポイント。
あと、カイロを背中に貼るのも有効。暑いくらいになります。
手がかじかむので、ジャンパーのポケットにカイロを忍ばせておきます。
ちょうど良い防寒ジャンパーがなければ、ちょっと動きにくいですがスキーウェアでもOKです。
雨具を中に着込んでしまうのも(蒸れますが)温かいです。
※参考までに、私が冬に使っているアウター(防寒ジャンパー)はモンベルの「パウダーライトパーカ」です。
温かいのに割と薄いので、中に何枚も重ね着していても動きやすいのが気に入っています。
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船釣りの服装 まとめ
船釣りでの服装については、
- 春秋は意外と寒い。
- 夏は紫外線と足元に注意。
- 冬はとにかく防寒対策。
という点を意識して準備するのがポイントです。
寒かったり、濡れてしまったりすると、せっかくの釣りが楽しめなくなってしまいます。
準備をしっかりして、思い切り釣りを楽しんでくださいね。