ルアーシーバスにおすすめなスピニングリールってどんなものを選べば良いのでしょうか?
サイズやメーカーさえ間違えなければ、価格が高いモデルでなくても十分使えるリールがあるんですよ。
じゃあ、どんなところに気をつけてリールを選べば良いのか?
初めてルアーシーバスに挑戦する人に最適なリールの選び方と、コスパ最強のスピニングリールをご紹介します。
ルアーシーバス用スピニングリールの選び方
陸っぱりルアーシーバスで使うリールは、95%のシチュエーションでスピニングリールだけで対応OK。
スピニングのほうが扱いも簡単なので、シーバス初心者のみならず、ほとんどのシーバスアングラーはスピニングリールをメインに使用しています。
リールサイズは2500番~3000番を選ぶ
まずはリールの大きさから考えましょう。
リールの大きさは、その釣りに必要な糸巻き量や使用するロッドの長さとのバランスで決まります。
リールのサイズは4ケタの数字で表記されていて、数字が大きいほどサイズも大きくなります。
シーバスゲームで必要なPEライン1.2号を100m以上巻けるスプールがついていて、使用ロッドは8~10フィートであることを想定すると、2500番~3000番のリールサイズがおすすめ。
8~9フィートのロッドで、港湾部、河川などがメインであれば2500番のリールでOK。
9~10フィートのロッドを使用するなら3000番のリールでOK。
でも、500番変わったところでそんなに極端に大きさが変わるわけじゃないので、8フィートのロッドに3000番のリールを取り付けても大丈夫ですよ。
シマノかダイワのリールを選ぶ
次はメーカーで選別です。
数あるリールメーカーの中で、シマノかダイワを選んでおけば、とりあえず間違いないです。
何十年というリール製造のノウハウがあるので、低価格モデルでも最低限の品質や耐久性が保たれているのです。
故障や部品が破損した場合でも、修理に出したり、スペアパーツを取り寄せて自分で取り換えることもできる安心感もありますし。
ローギア(ノーマルギア)orハイギア
スピニングリールを選ぶ際、よく見ると「ハイギア」仕様というのが目につきます。
(商品名の型番にHとかXHとかついているモデルがハイギアです。)
ギア比の違いのことで、ハイギアだと通常のギアよりもハンドル1回転あたりの巻き取り長さが10cmくらい長いのです。
シーバスゲームでは、ローギアとハイギア、どっちが良いのでしょうか?
ハイギアは、ハンドルを巻くのにはより大きな力が必要ですが、巻き取り速度が速いことが最大のメリット。
速い動きで誘う場合や、キャスト後に素早い回収が必要な釣りにはハイギアが有利と言えるでしょう。
いっぽうローギアのメリットは、一定のレンジをゆっくり引けることと、巻き取りが軽くて楽なこと。
長い距離を素早く巻き取るするときはちょっと大変かもしれませんが、スローな動きで誘いたいときはローギアが有利です。
そうなると、結論としては、ケースバイケースで使い分けるのが理想と言えそうです。
ボートシーバスで手返し良くポイントを撃つときや、ボイルを狙うときなどは、回収の速いハイギアが対応しやすいですが、いつもそんな釣りばかりするわけじゃないですよね。
状況に応じて使い分けるのが理想かもしれませんが、個人的には、ノーマルギアのリールを選択して、状況に応じて速く巻いたり、ゆっくり巻いたりすれば十分対応できるんじゃないかと思います。
安いリールと高いリール~どっちを選ぶ?
そりゃ高いほうがいいに決まっています(笑)。
高いリールの主な特徴(一般論)
- 重量が軽い
- 巻き心地がスムーズ
- 耐久性が高い
- ドラグ性能が優れている
- 修理代・パーツ代も高い
確かにシーバスゲームを有利に進めるためには欲しい機能ですよね。
でも、高いリールを使っても、劇的に釣果が伸びるというわけではありません。
かといって、あまりに安すぎる物だと、簡単に壊れたり、ライントラブルが起きやすかったり、ドラグ機能が貧弱過ぎて使えなかったりします。
これだと釣っている最中のストレスがすごいことになりそう。
そこで、シーバス初心者におすすめなのは、ダイワかシマノで、最下位モデルの1つか2つ上のモデルです。
実売価格で言うと、5,000円~10,000円くらいのモデルです。
このくらいなら、シーバスゲームに必要な耐久性、ドラグ性能は十分期待できますので、実用上全く問題ありませんよ。
予算が許すのであれば、長く快適に使える、もうワンランク上位のモデルを用意するのも良いでしょう。
ルアーシーバスに最初の1台としておすすめのリール
それでは、シーバス初心者が最初に買うべきリールとして
・メーカーはダイワかシマノ
・必要十分の機能を備えた高コスパグレード
上記3つの条件をクリアしたリールをご紹介します。
ダイワ レガリスLT2500S-XH
ダイワのリールでまずおすすめしたいのはレガリス!
コンパクトで軽くなりました。
そして、内部ギヤは高耐久性の「タフデジギア」。
上位機種のフリームスに迫る機能をこの低価格で実現しているのはホントすごいです。
ダイワ 20クレストLT2500S
2020年に生まれ変わったクレストはもはや過去のクレストとは別物。
軽量コンパクトなLTコンセプトで、タフデジギアも搭載。
レガリスとの違いはベアリングが1つ少ないのと、自重が約10g重いこと、スプール形状くらい。
価格重視ならクレストでも全然OK。
とにかく予算を抑えたいならこれがイチバンです。
シマノ 17セドナ2500S
シマノの廉価版スピニングリールは、安い順にセドナ→サハラ→ナスキーと発売されていますが、この3機種に機能的にはそれほど大きい差がないので、必要なクオリティーを備えているセドナで十分!
シマノ 17アルテグラ2500S
シマノでセドナよりワンランク上のリールを探すなら「アルテグラ」がおすすめ。
今回ご紹介した4機種の中では最も上級グレードになりますが、腕が上達しても使い続けられるだけの機能を備えていますよ。
長く使い続けられるという意味ではコスパがいい!
予備にもう1台持っておくと安心
ルアーシーバスでは、リール以外の原因でライントラブルが起きることがあります。
よくあるのが、PEラインの先にとりつけてある「リーダー」がどこかにこすれて傷ついたり、PEラインがキャスト時に高切れしたりすること。
そうなると、現場でリーダーの結び直しやPEラインの巻き替えなどが発生するのです。
夜の暗い中でリーダーを結ぶのが苦手なので(ちゃんと結べているのか不安・・・)、私は予備のリールを持って行くようにしています。
できればの話ですが、現場でのライントラブルやリール自体が故障したときに備えて、予備のリールか、予備のスプール(別売りのものを購入)を持っておくと安心です。
リールを長持ちさせるために
キャストを繰り返すシーバスゲームでは、知らず知らずのうちにリールに海水が付着していて、釣行後にそのまま放置しておくとリールの寿命を縮めます。
釣行後、ルアーを水洗いすると同時に、リールにもサーッと水をかけて洗うのが長持ちの秘訣。
水道の勢いが強いとリール内部に水が入ってしまうので、ドラグを締めてから、サラサラーッという感じでやりましょう。
ラインも海水を吸い込んでいるので、スプール付近は念入りに水をかけてラインから海水を抜き取ります。
あとはタオルやティッシュなどで軽く水気を切って日陰で自然乾燥。
リールに注油すればメンテナンスは完璧
水気が乾燥したら、油が抜けやすい部分には1滴注油しておくとメンテは完璧です。
- ラインローラーの回転軸部
- ハンドル持ち手の回転軸部
- ハンドルキャップを外すと見えてくるベアリング
- スプールを開けて見えるセンターのシャフト
この4カ所にほんの少し注油するだけでOKです。
リール専用オイルは、スプレータイプもありますが、ちょこっとだけつけるのが難しいので、私はスポイトでつけるオイルタイプを使っています。
初めての1台におすすめのシーバスリール まとめ
最近のリールは、1万円以下のモデルでもホントによくできていますので、安心してシーバスゲームが楽しめますよ。
ダイワかシマノの2500~3000番なら、シーバスだけでなく、エギングや他のエサ釣りにも流用できますから使用範囲が広いのも嬉しいですね。
使い続けていて、もしも不満点が出てきたときはあなたの腕が上達した証拠です。
その時になったら自分の欲しいリールは自分で探せるでしょう。