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死の防波堤~茨城の鹿島港南防波堤は立ち入り禁止!釣り危険

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鹿島港南防波堤

立ち入り禁止の防波堤や漁港などで釣りをしていませんか?

立ち入り禁止とはいえ、場所によっては黙認で釣りが許されているところもありますよね。

でも、そんな立ち入り禁止防波堤の中でも、落水死亡者も出ている危険度MAX・絶対立ち入り禁止なのが、茨城県の【鹿島港南防波堤】です。

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【鹿島港南防波堤】は絶対入るな!

鹿島港南防波堤
立ち入り禁止の防波堤は全国各地にたくさんありますが、無断侵入した釣り人が落水し、亡くなっている方も多いのが、茨城県にある【鹿島港南防波堤】です。

堤防の入り口は頑丈な鉄柵で閉ざされており、立ち入り禁止の大きな看板が掲げられています。


この鉄柵の右横には「すでに〇〇名の死亡者を出す事故が発生しています。」という、カウントアップ方式の看板も添えられており、これを見ただけでも入りたくなくなる雰囲気を醸し出しています。

現在は72名までカウントされているとのこと。

もう、そんじょそこらの立ち入り禁止堤防とは質が違うわけです。

穏やかな気候の日なら、何の変哲もない、よくある防波堤ですが、ひとたび風が吹き始めるとすぐに海の様子が一変する海域です。

引用:茨城県HP

茨城県のHPには、荒天時に大きな波が堤防を越える画像が掲載されています。
もし落水したら、上がる場所もないですし、潮の流れも強いので、ほぼアウトでしょう。

鹿島港南防波堤の事故はニュースでも

実際に行方不明事故が起きた時や、侵入する釣り人の特集などで、鹿島港南防波堤はたびたびニュースでも取り上げられます。

「高波などで非常に危険です。65名の死亡者が発生しています」。釣り人3人が12日夜に行方不明になった鹿島港南防波堤は、県警などが注意喚起の看板を掲げる事故多発エリアだ。魚影が濃く、立ち入り禁止にもかかわらず「不法侵入」する釣り人が後を絶たない。相次ぐ釣り人の事故をどう防ぐか、有効な対策は見つかっていない。行方不明の3人の捜索は14日も続き、夕方、Aさんが遺体で見つかった。
 事故にあったのはAさんのほか、BさんとCさん(29)。3人は会社の同僚で、12日午後5時過ぎに家を出て釣りに出かけた。同日午後9時ごろの家族への電話を最後に、連絡が取れなくなったという。
 捜索は13日に続いて14日午前7時から始まった。捜索には鹿島海上保安署の巡視船2隻のほか、海上保安庁と県警のヘリコプター2機があたった。
 捜索の再開を待ちきれない親族は、まだ薄暗い30分ほど前から現場そばの空き地に立ちつくした。海を見るや泣き出す女性もいた。千葉県銚子市から駆けつけたBさんの義父は「釣りを始めて半年ほどで、面白くなり始めたところだったのだろう。いい趣味だと思ったので、やめろとは言えなかったが、こんな所で釣っているとは思わなかった」と話した。
 南防波堤は港から海上に約4キロにわたって突き出ている。「格好の釣り場」として一部の釣り人に人気がある。転落防止のさくや明かりはなく、夜は真っ暗になる。高波がくれば転落しかねない。事故が起きた12日夜は付近に強風・波浪注意報が出ていた。
 県鹿島港湾事務所によると、1969年の開港以来、84人が転落、うち65人が死亡している。同所の土子謙治・港営・振興課長は「8月のお盆以降は海が荒れる時期で、事故も多い。遊覧船に委託してパトロールしたり、警察と協力して海上から警告するなどしてきた。それでも釣りをする人は多い」と話す。
 県警などは15日朝、捜索を再開する。
~朝日新聞 2009年12月~
鹿島港は立ち入り禁止かつ近くには安全に釣りを楽しむことが出来る魚釣園もあるにも関わらず訪れる釣り人が後を絶たない。
トラブルが起きている南防波堤は全長が4310m、高さが約5m。この場所に釣り人が来るひとつの要因として好漁場であることが挙げられる。北からの親潮・南からの黒潮、そして近くの栄養分を含んだ利根川の水が流れてきてヒラメやアジなどの魚が釣れる。世界最大の釣り堀と呼ばれているが防波堤なので波が打ち付ける。流されこれまで72人が死亡している。
県の港湾事務所は対策としてゲートを設け、第1ゲートは去年改修し277万円の費用がかかった。 第2ゲートは有刺鉄線を切られる、防犯カメラを壊されるなどの被害を受けた。
ゲートの鍵をめぐっては鍵穴に接着剤などを入れられ開放せざるを得なくなる、2013年にインターネットに入手情報が流出する、2015年に合鍵を持つ釣り人が「近所の釣具屋さんで1000円くらいで買える」と話すなどのトラブルがあった。鹿島港湾事務所は鍵を取り替えてもすぐに合鍵を作られてしまうという。
去年は3回に渡り軽犯罪法違反で退去指導や取締を行ったが、罰則は1日以上30日未満の拘留・または1000円以上1万円未満の科料なら大丈夫と入る人が居るのではと指摘された。
伊勢海老などを釣る人に対し密漁などでの摘発は漁業権がないので船と陸からのパトロールや看板で対応するしかないという。
萩原さんは「軽犯罪法違反は逮捕され前歴になる、防犯カメラを壊すなどは器物損壊罪、港湾職員の手を煩わせているのであれば業務妨害罪という罪を問える可能性はある。」とした。法律の無い所で条例で罰則を作るのは難しいという。
釣り人の言い分は「ここを知る人は死ぬ覚悟で来ている。みんな覚悟の上だ」などがあった。救助活動で救助隊員に何かあった場合多額の民事の賠償責任を負う可能性もある。
~TBS Nスタ 2018年8月~

防波堤の長さが約4kmあり、先端のほうなら船釣りで行くような好ポイントなので、一度そこで釣りをして良い思いをしてしまうと、また行きたくなってしまうのかもしれません。

また、そういう情報を聞きつけて遠方から来る人だと、「せっかく遠くから来たんだから・・・」と、多少波が高くても入っていってしまうのかもしれません。

でも、釣りは命懸けでするもんじゃないですし、そもそもルールの範囲内でいかに魚を釣るか?というのが面白いんじゃないんでしょうかね?

鹿島港南防波堤の近くには【鹿島港魚釣園】があり、大人200円で安全に釣りができるポイントがあるので、そちらで釣りをすればいいのに・・・としか思えません。

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まだまだある!全国各地の死の防波堤

危険で立ち入り禁止なのに、命知らずの釣り人が絶えない死の防波堤は、茨城県の鹿島港南防波堤だけでなく、全国各地にあるようです。

そのうちのいくつかをご紹介します。

新潟県 

新潟県新潟市にある新潟東港の【西防波堤】では、突然の高波などで落水し、これまでに9人が亡くなっています。

石川県 金沢

石川県金沢市の【大野西防波堤】では、これまでに10人以上が亡くなっています。

宮崎県 宮崎港

この宮崎県宮崎市の宮崎港の防波堤では突然の高波などで2人が死亡、1人が行方不明になっています。


死の防波堤 まとめ

落水しても、死んだとしても「自己責任だからいいじゃないか!」と開き直るひとがいるかもしれませんが、とんでもない間違いです。

海上保安庁や警察・救急・漁業関係者等の救助を受けることになり、周りに多大な迷惑がかかります。

釣りに限らず、「立ち入り禁止」の場所に無断で入ってはいけないのは当たり前ですが、場所によっては釣りをしていても黙認されているところもあるでしょう。

そもそも防波堤は釣りするために建設されているのではなく、漁港を作ったり、大波を防ぐためにあるのです。
そこで釣りをさせてもらっているのだから、立ち入り禁止かどうか以前に、管理者に迷惑にならないように釣りをするのは当然のことです。

釣り人のマナーの悪さでこれ以上立ち入り禁止(釣り禁止)の防波堤が増えないように心がけたいものです。

  • 立ち入り禁止エリアには入らない。
  • ゴミを捨てない。
  • 違法駐車をしない。
  • 漁業関係者に迷惑をかけない。

など、当たり前のことを釣り人一人一人が気をつけていく必要がありそうですね。

 

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