神奈川県横浜市の有料の海釣り公園【大黒海釣り施設】。
有料ではありますが、東京からも近くて、比較的釣果も上がりますので人気のスポットになっています。
売店やトイレ、安全柵など設備がしっかりしているので初心者やお子様連れでも安心して楽しめるのも人気のヒミツでしょうか。
大黒海釣り施設に行ってみようと計画している人のために、アクセス方法や混雑状況など、詳細情報をまとめます。
神奈川県横浜市:大黒海釣り施設の概要
横浜の大黒埠頭の先にある海釣り施設で、東京湾に面しているので、非常に潮通しがよく、正面には房総半島、反対側はベイブリッジ、みなとみらいが見え、ロケーションも最高の釣り場です。
釣れる魚の種類や数も多く、一年を通して釣りが楽しめます。
場所 | 横浜市鶴見区大黒ふ頭20番地先 |
---|---|
交通 | 横浜駅東口から109系統『大黒海釣り公園行き』またはJR鶴見駅東口から17系統で「大黒海釣り公園」下車すぐ |
営業時間 | 4月~10月:午前6時~午後7時、11月~2月:午前7時~午後5時、3月:午前6時~午後6時 |
休園日 | 施設点検日(公式HPで確認できます)、12/31~1/1 |
入場料 | 大人900円、中学生450円、小学生300円 |
駐車場 | 〇(有料) |
釣具 レンタル | 〇 2,000円(保証金1,000円含む) 7:00から貸出し、貸出し終了時間13:30、最終返却時間15:30 |
売店 | 〇 釣具、釣り餌、軽食、飲み物、氷など |
その他 | 子供用ライフジャケット無料貸し出し、食堂、休憩室あり |
公式HP | http://daikoku.yokohama-fishingpiers.jp/ |
大黒海釣り施設 電車バスでのアクセスは?
横浜駅か、JR鶴見駅から「横浜市営バス」を利用して行くことができます。
大黒海釣り施設に向かう最大のネックはこのバスで、本数が少ない!
横浜駅からだと、横浜駅東口にある横浜そごう百貨店の中にあるバス乗り場の14番乗り場です。
ただし、朝の6時から8時の間に数本しか出ておらず、日曜日はゼロですので、時刻表を確認してから出かけましょう。
>>横浜駅発のバス時刻表
JR鶴見駅からだと、東口出てすぐのバスターミナル7番乗り場から乗れます。
こちらは最低でも1時間に1本は出ていますので、可能であれば鶴見駅発着のバスの利用をおすすめします。
>>鶴見駅発のバス時刻表
乗車バス停 | 系統 | 降車バス停 | 所要時間 |
---|---|---|---|
横浜駅東口の 「横浜駅前」バス停 | 横浜市営バス【109系統】 大黒海づり公園行き 流通センター経由大黒海づり公園行き | 大黒海づり公園 | 約40分 |
鶴見駅東口の 「鶴見駅前」バス停 | 横浜市営バス【17系統】 L8バース・流通センター経由鶴見駅前行き 急行 L8・流通センター経由鶴見駅前行き 流通センター経由鶴見駅前行き 急行 流通センター経由鶴見駅前行き | 大黒海づり公園 | 約30分~40分 |
注意点1
本来降りるべき「大黒海づり公園」バス停の4つ手前のバス停に「海づり公園入口」という、すごく似た名前のバス停がありますので、間違ってここで降りないように気を付けて下さい。
間違って降りても行けないことはないですが、釣り場まで400mくらい歩くことになります。
注意点2
鶴見駅発のバスは、同じ17系統でも「急行L8バース経由鶴見駅前」行きだけは「大黒海づり公園」バス停に行きません。
ちょっと不安な人は下記の時刻表検索を使って、目的地を「大黒海づり公園」と入力して調べておくと安心です。
>>横浜市営バス 時刻表検索
大黒海釣り施設 駐車場は?
海釣り施設のすぐ横に200台収容可能な専用駐車場があり、料金は以下の通りとなっています。
3時間以内 250円
5時間以内 350円
5時間以上 500円
土日祝日だと釣り施設の開場時間前から多くの来場客があり、入場待ちの車がズラーッと並んでいます。
そもそも釣り場には250人しか入れないので、200台の駐車場が満車になるケースは少ないですが、車を停めてから釣り場に入る際に入場制限がかかることはしばしば。
施設の状況は?
さてここからは施設そのものの設備面を見ていきましょう。
有料の釣り場だけあって、釣り場以外の設備も充実していますよ。
釣り場の広さ
沖に突き出た堤防上に作られたデッキが釣り場で、全長200mです。
内側と外側で釣りができますので、のべ400mの比較的こじんまりした釣り場です。
でも、250人までしか入れないように入場制限をかけていますから、満員御礼になっても、(混雑感はありますが)竿を出す隙間もないということにはならないように工夫されています。
海面までは4~5mあるので、もしタモ網を持参する場合は、柄の長さは5.4m以上必要です。
外側岸壁
水深は足元で7~8m、外側の海底は根が多く、投げ釣りには不向き。
外側手前(管理棟寄り)は特に根掛かりが多くなります。
内側岸壁
内側の海底は砂泥(+岩+カラス貝)で、ところどころ根掛かりするところもあります。
基本砂地なので、キスやカレイ、イシモチを狙う時は内側がポイントになります。
お手洗いは整っている
男女別の、清掃の行き届いたお手洗いがあるので、女性も安心して釣りが楽しめるようになっています。
あわせて、釣り終了後に道具などを洗う水道(シンク)もあるので、コマセで汚れた釣り竿などをササっと洗えるようになっています。
石鹸も完備されているので、電車釣行の方は特に気になる手や道具についた臭いも落とせます。
売店ではレンタルロッド(貸し竿)もあります
大黒海釣り施設でよく使うエサや仕掛け、道具類を販売している売店もあります。
売店では小物釣り用の貸し竿(有料)もあるので、釣り道具を持って行かなくても楽しめるようになっています。
注意しなければならないのは貸出時間。
売店が開く7:00から貸出しが開始され、貸出し受付終了時間が13:30、15:30までに返却しないといけません。
あさイチ(6時)から行く場合は1時間空いてしまいますよ!
休憩室には軽食の自動販売機
管理棟には休憩室もあります。
冷暖房完備なので、夏は涼しく、冬は暖かく、疲れたら寝てしまいそうな場所になっています。
また、休憩室には、カップラーメンとファストフードの自販機があるので、ご飯を持って行かなくても、軽食をとることができます。
もちろん、持参した食べ物を休憩室で食べるのもOK!
無料の子供用ライフジャケット貸し出しがある
大黒海釣り施設は釣り場の手すりの高さが1.1mあるので、お子さんが「落水」する可能性は低いですが、子供はどんな動きをするか予測できません。
そこで、受付で申し出れば無料で子供用のライフジャケットを貸し出してくれますので、必ず着用しましょう。
足元は網状なので落し物注意!
釣りデッキの床は金網で隙間だらけなので、オモリとか小物類を置くことができませんし、気をつけないと隙間から下に落としてしまいます。
心配な人はレジャーシートなどを敷いてガードしましょう。
釣り方のルール
- 釣竿は1人2本まで使用できます。
- 渡り桟橋(管理棟から近い、細い釣り場での投げ釣りは、アンダースロー以外は禁止。
- 酒類の持ち込み、施設内での飲酒はできません。
大黒海釣り施設の混雑状況
冬以外の土日祝日は非常に混雑します。
混雑どころか、入場定員(250人)に達してしまい、釣り場から帰る人がいないと入れ替わりで中に入ることができない「入場待ち」になることもよくあります。
釣り場は朝の6時から開くのですが、その前から開くのを待つ人が多いため、あさイチで入場したい人は、朝の5時から発行される入場整理券を手にして、6時になるまで1列になって並んでいるのです。
ですので、土日祝日に行く場合は、5時には駐車場に着くようにして、並んで待つくらいの覚悟で行く必要があります。
土日でも特にゴールデンウィークや春休み夏休みなどお子さんが休みの時は混雑がもっとひどくなりますので、この時期は逆に避けたほうが良いかもしれません。
開場と同時に釣り座もどんどん埋まっていきますので、1人なら入れるけど、家族4人まとめて入れる隙間はないなんてことにならないように、大人数で行かれるときは、釣り座の決定も素早い決断が必要です。
土日のあさイチ×車釣行での駐車場混雑や整理券のもらい方等を詳しく説明しているブログがありましたので、ご紹介します。
>>釣り行こっ!
大黒海釣り施設 釣れる魚カレンダー
大黒海釣り施設で釣れる魚と釣れる時期の目安が分かります。
しかし、自然相手なのでこの通りにはいかないことが…。
大黒海釣り施設の公式HPにはその日に釣れた魚の種類と数が毎日アップされていますので、釣りに行かれるときはそれを参考に、何を釣るのか計画を立てましょう。
対象魚 | 春 | 夏 | 秋 | 冬 |
カレイ | 〇 | 〇 | 〇 | |
シロギス | 〇 | 〇 | ||
カサゴ | 〇 | 〇 | 〇 | |
ウミタナゴ | 〇 | 〇 | 〇 | |
メバル | 〇 | 〇 | 〇 | |
アジ | 〇 | 〇 | ||
イワシ | 〇 | 〇 | ||
クロダイ | 〇 | 〇 | 〇 | |
フッコ | 〇 | 〇 | 〇 | |
アイナメ | 〇 | 〇 |
大黒海釣り施設の立地が東京湾に面しているので、大潮の日などは潮流が速いこともあります。
潮の速い日はサビキ釣りに使用するオモリは20号が必要な日もあります。
カレンダーには載っていませんが、4月~5月にかけてシリヤケイカがよく釣れますので、狙ってみてはいかがでしょうか。
>>シリヤケイカの参考記事(釣り人オンライン)
大黒海釣り施設 まとめ
大黒海釣り施設は、横浜港の出入り口に位置して潮通しが良いため、回遊性の魚も釣れたりする人気スポット。
真冬でなければ釣果も比較的安定しているので、初心者の方でも楽しむことができます。
バスでのアクセスが良くないのが電車釣行の方にはネックですが、おすすめの釣り施設ですよ。
大黒海釣り施設のすぐ横には大黒緑地公園が
釣り施設のすぐ横には東京湾が一望できる芝生の公園があります。
特別なものは何もないですが、ベンチや(低めの)展望台があって、ゆったりとくつろげる場所になっています。
大黒海釣り施設は受付の人に申し出れば再入場可能ですので、釣りに飽きたとか、お子さんが騒ぎ始めたとか、ちょっと暇つぶしに行ってみるのもいいですね。
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