リールのライン巻き替えって面倒だから、つい後回しにしがち。
リールの糸巻きなんて棒を突っ込んだ糸巻スプールを足で挟めばできますけど、ずれたりしてサクッといかないんですよね。
そんなあなたにおすすめなのが、高速リサイクラー2.0。
- しょっちゅう釣りに行って、ラインの傷みが激しい人
- PEラインをよく使う人
- PEラインを裏返してもう一度使いたい人
には使ってほしい!
私もそれほど期待してなかったんですが、使ってみて実感します。
「高速リサイクラー2.0って便利だな~」と。。。
使ってみたインプレと、ノーマルと2.0との比較、最安値で買えるショップなどをご紹介します。
リールにラインを巻く作業、どうしてます?
買ったばかりのリールにラインを巻く時や、すでに巻いてあるラインが古くなった時の巻き替えってどうしてますか?
人によっては釣具屋さんでやってもらうこともあるでしょうが、大半の人は、自分でやってますよね。
PEラインをリールに巻く時はテンションをかけて
しなやかで柔らかい性質のPEラインは、テンションをかけて(ピンと張った状態)しっかりと巻き取っておかないと、実釣時にライントラブルが多発します。
リールにユルユルに巻き込んだPEラインは、キャストする時にドバッとまとまって出てきてしまったり、大物が掛かった時などにスプールに巻いてあるラインが中に食い込んでしまったりします。
私はここ数年、PEラインを使う機会が増えて、従来の足に挟む方法では十分なテンションがかけられず、苦労していたのです。
ただし!PEの場合、タオルでギュッと握り込んでテンションをかける方法はNGですよ!
足で挟み込んで、手元でPEラインをタオルで包み込んで、タオルごと手でギュッと握ってテンションをかける方法もありますが、これは絶対にダメ!
PEラインの原料であるダイニーマなどのポリエチレン繊維は、耐熱性が低く、130℃くらいで溶けだしてしまうそうです。
ということは、タオル等でPEラインをしっかりと握り、テンションを掛けて巻く行為は、摩擦による熱でPEラインに相当負荷をかけており、劣化・強度低下を招きます。
PEラインが細ければ細いほどその変化が顕著で、新品を巻いたはずなのにブチブチ切れる!なんていう事態になりかねません。
要は、ライン自体を挟み込んでテンションをかけるのではなく、糸巻スプールを挟み込むなどしてテンションをかけてリールに巻きとる必要があるのです。
そこで活躍するのが【高速リサイクラー2.0】
で、ついに買っちゃいました!【高速リサイクラー2.0】!
【高速リサイクラー2.0】は、新品ラインに負荷を掛けずに、好きな量のテンションをかけながらリールに巻きつけたり、不要になったラインを空スプールに回収したりすることができる道具です。
こんなのなくてもできるやい!って思っていましたが、買ってみたら、もう手放せなくなるほど便利!
しかも、ライン交換作業が飛躍的に楽になるので、確実にライン交換の頻度は上がります。
高速リサイクラー2.0の使い方
使い方はカンタンでした。
1.机等に本体を固定する。
2.糸巻きスプールを通す軸を取り付ける。
3.糸巻きスプールを固定する。
4.好きなテンション量をつまみで調整する。
5.リールに巻きとる。
こんな感じなので、正直、説明書を読まなくても直感で分かります。
メーカー(第一精工)の動画を見ると使い方が良く分かるので、興味のある方は一度ご覧になってください。
作業時間も10分以内で完了!大幅短縮ですな!
高速リサイクラー2.0のインプレ
準備としてまずは机等にクランプで取り付けるわけですが、机の厚みが43mmまで対応しています。
設置する机の厚みが43mm未満であることを確認しておきましょう。
※ちなみに、先代の高速リサイクラー(2.0じゃないやつ)の取り付け可能幅は35mmです。
で、机と接する面が、上側はゴム張りで、机に傷をつけにくい工夫がされています。
でもまあ、鬼のようにギュッと固定しなくても大丈夫なので、机に傷をつけてしまう心配はないかと思います。
スプール穴と軸との接触部分で摩擦(テンション)をかけているのではなく、写真右側のツマミネジ部分でテンション調節しています。
ですので、スプール穴がこすれて削りかすが出ることもないし、巻取り時にカサカサと糸巻きスプールがこすれる変な音もしません。
微妙なテンション度合いの調整が可能です。
使い終わったら部品とともに全て化粧箱に収納しておけますので、パーツの紛失の恐れも少ないでしょう。
高速リサイクラー2.0のちょっと気になった点
決定的な欠点はないものの、ちょっと気になった点がひとつ。
糸巻きスプールを通す軸の着脱はプラスネジで行います。
軸を外して収納したい場合は、準備するとき、片付けるとき、その都度プラスドライバーが必要です。
蝶ネジのような手で回せるネジだと便利だと思います。
せめてもの救いが、付属品のドライバーが磁気ドライバーなので、作業性が良くなります。
高速リサイクラー2.0 先代(ノーマル)との違いを比較
高速リサイクラーには、写真左の先代ノーマル(定価4,000円)と、写真右の2.0(定価5,800円)があります。
何が違うのでしょうか?
違い1スプール取り付け軸の長さと本数
ノーマルには500m巻きなどの幅のある糸巻きスプールにも対応できるロングシャフトのみ1本付属しています。
いっぽう、2.0にはショートシャフトとロングシャフトの2種類を付属しています。
シャフトの長さに関しては「大は小を兼ねる」のですが、100~200m巻きの薄い糸巻スプールを多用する人はショートシャフトがあると、ネジ締め(糸巻きスプールの着脱)が便利になります。
違い2ベアリングの有無
高速リサイクラー2.0には軸受け部分3か所にボールベアリングが内蔵されていて、よりスムーズに巻き替えが可能です。
ノーマルにはボールベアリングは内蔵されておらず、巻き心地だけでなく、シャーッという巻き取り音が多少大きいのです。
違い3クランプの有効幅
高速リサイクラー2.0は机などに固定する際の取付有効幅が43mmあり、ノーマルの35mmと比較し、8mmアップ。
固定する机が厚くて噛ませられなかったらどうしようもないですよね。
ここは43mmまで対応できる安心感が圧倒的。
※ハンドル部分のギア比はともに 3.5:1 で一緒です。
比較するなら高速リサイクラー2.0か【スーパーラインマーキー】
同じメーカー(第一精工)から、糸巻き機能に特化した【スーパーラインマーキー】という商品も出ています。
単にテンションをかけて楽にPEを巻き取りたいだけなら【スーパーラインマーキー(定価2,400円)】で十分です。
巻き取る時、糸巻スプール自体もコマのように回転させることで、糸ヨレを低減させています。
両軸リール、電動リールにも対応していますが、この糸ヨレ低減機能があるので、スピニングで細い糸をメインに使う人におすすめです。
ただし、スプールの中心軸を押さえ込んでテンションを掛けるので、キーキーとうるさい音が出やすいのが難点。
※実際に使っているところはこちら↓
高速リサイクラーは、その名の通り、ラインを「リサイクル」できるのが最大のウリ。
リールからいったん空スプールに巻き戻して別の太さのラインに巻き替えたり、ラインを裏返して使用したりする際に大変便利な商品です。
違う太さのラインの載せ替えや、PEの裏返しもしたいなら「高速リサイクラー2.0」!
高速リサイクラー2.0 最安値はAmazon?楽天?
せっかく買うなら1円でも安いショップで買いたいのが人情ってもの。
最近は実店舗よりも、Amazonや楽天市場などのネットショップのほうが安いことが多いですよね。
私も、実物を見なくても買えるような商品は、Amazonを利用することが多いです。
この高速リサイクラー2.0も、私が買おうと思ったときはAmazonが最安値で3,934円(送料無料)でしたので、即買いしました。
Amazonでは少々価格変動するみたいですが、高速リサイクラー2.0はAmazonが最安値であることがほとんどのようです。
買う前に一応、Amazonと楽天市場の両方の価格をチェックすることをおすすめします。
高速リサイクラー2.0 インプレ まとめ
高速リサイクラー2.0を買うまでは、「こんなのなくたって、ライン交換できるし!」と思っていましたよ、私も。
でも、Amazonのレビュー評価も高いし、面倒な作業ではあったので、思い切って買ってみて大正解でした。
ライン巻き(もしくは巻き替え)って、やらなきゃいけないのは分かっているけど、その面倒臭さゆえ、つい後回しにしがちな作業じゃないですか?
でも、この高速リサイクラー2.0さえあれば、短時間でキレイに仕上げられるし、けっこう楽しい作業に早変わり!
- 釣りに行く回数が多い人
- PEラインを主に使っている人
- リールがいくつもある人
- 次回の釣りに備えて、より太いの(細いの)で巻き直したいことがある人。
- ラインを裏表両方使いたい人
こんな人は、あっても損はないと思いますよ。