ルアーシーバスの釣りでは強度・感度・飛距離などに優れたPEラインを使うのが主流です。
Amazonなどを見ると、PEラインがたくさん販売されていて、どれもよさそうに見えるのですが、実際に使ってみると結構違いがあるものです。
そこで、実釣経験を踏まえ、シーバスフィッシングに適したおすすめPEラインをピックアップしてご紹介します。
また、どのくらいの太さが適切なのか?や、ショックリーダーの必要性についても解説します。
ルアーシーバスの道糸はPEライン一択
シーバスのルアーフィッシングの道糸は、今ではPEライン一択と言ってもいいくらい定番化していますね。
PEラインを使う最大の理由は、強度と感度の良さが抜群だから。
強度はナイロンラインの3~4倍あるので、その分細いラインを使用できます。
また、ラインの伸びがほとんどないため、ルアーの動きやバイトを手元に明確に伝えてくれるのです。
PEラインの太さは1号が基本
シーバスルアーで使用するPEラインの太さは、強度的に考えれば1号でOK。
PEには使用している撚り(より)糸の本数の違いで4本撚りと8本撚りがあります。
どちらでもそれほど大きな差はないように感じますが、8本撚りのほうがガイドの滑りの良さとか糸鳴りが少ないとかで扱いやすいと思います。
- 迷ったら【1号】を基準に
- 小型ミノーや軽量ワームを使用するなら【0.8号】
- 大型狙いなら【1.2~1.5号】
が号数の目安です。
シーバスにおすすめのPEライン4選
ルアーシーバス用にPEラインを選ぶ際、特有の条件というのはあまりないのですが、夜釣りが多いので、人間の目から見た視認性(ラインカラー)は考慮したほうが良いでしょう。
また、低品質(=安価)なPEラインは表記以上に太かったり、耐久性が今一つだったりして、釣行中のライントラブルにつながるのでおすすめしません。
ではここからは、十分な品質を確保した、シーバスに使いやすいおすすめPEラインをご紹介しますね。
よつあみ【Gソウル X8 アップグレード PE】 イチオシ!
2,000円台の価格帯のPEラインの中では、強度と品質、滑らかさ、耐久性が高次元でバランスしている、コスパ最強の逸品です。
他メーカーの同じ号数と比べても細く感じるのに、強度は1.0号で22lbと高く、実際に使用してもライントラブルや糸鳴りの少なさにも驚かされます。
値段が安くても良いものを選びたい時、オールマイティーに使いたい時はGソウル X8 アップグレードで決まり!
よつあみ【鯛ラバ カスタムPE ボーンラッシュ】
鯛ラバという商品名ではありますが、このラインはシーバスはもちろん、どんなルアーゲームにも使用できます。
簡単に言うと、先に紹介したよつあみGソウルの上位版です。
ガイド摩擦に対する耐性、滑らかさがさらに向上し、飛距離アップやトラブル減少に一役買っています。
キャスティングを繰り返すシーバスゲームにおいてもその優位性は計り知れません。
また、強度は1.0号で22lbと、Gソウル8Xと同じですが、明らかに細いのです。
編み込み密度が細かくて精度が高いので、強度を落とさずに細くできるし、耐久性もGソウルよりもアップしているのです。
ですので、ラインを細くするライトゲーム、小型ミノーや軽量ワームを多用するときにはGソウルではなく、こちらを使うようにするといいかもしれません。
バリバス【アバニシーバスPEマックスパワー】
「高耐破断性工法」により、ムラのない安定した超高強度を実現。
しっかりと規格通りの太さで作られているため、とにかく細く強い印象です。
ラインはコーティングされているため、ほどほどにコシがあり扱いやすくなっています。
ラインカラーは水中で目立ちにくいステルスグレーとステータスゴールドを採用していますが、昼夜問わず人間の目にもラインが見えにくい色なので、それがちょっとストレスになるかも。
東レ【シーバスPE パワーゲーム】
東レ シーバスPE パワーゲームは、抜群のしなやかさが売りのノンコーティングPEライン。
コーティングされていないのに表面はツルツルで、かつしなやかさなので、ガイドとの接触感を感じさせません。
夜釣りでも高い視認性のホワイトカラーで、素材そのものの色なので、色落ちしないのも魅力。
ただし、フニャフニャに柔らかいラインは取扱いに慣れが必要なのと、コーティングしてないラインなので、傷に注意が必要です。
シーバスでPEを使うならリーダーをつけよう
PEラインで釣りをするときは、先端に【リーダー】という、フロロカーボンラインを70cm~150cmくらいとりつけます。
リーダー(昔はショックリーダーと言っていました。)とは、メインラインとなるPEラインの弱点を補うために、PEラインとルアーの間に入れるフロロカーボンライン(またはナイロンライン)のこと。
リーダーを結びつけるのってFGノットという特殊な結び方で面倒なんです。
でも、PE直結でルアーを結ぶと、魚を掛けた時に合わせ切れしたり、すべりの良さゆえに結び目がほどけたりするなど、デメリットが目立ってさらに面倒なことに。
リーダーを結ぶのは確かに面倒ですが、つけたほうが結局快適に釣りができるからです。 ルアーフィッシングではもはや定番といっても良いPEライン。 細くて強くて感度が良いのが特徴ですが、一方で 擦れに弱いからちょっとした傷でも切れやすい 表面がツルツルしてるから結束強度が弱い などの弱点 ... 続きを見る
PEラインのリーダーの太さと長さの決め方は?簡単な結び方も覚えておこう!
ちなみに私は、シーガー「シーガープレミアムマックス」という、リーダー専用に作られたフロロラインを愛用しています。
硬いといわれるフロロですが、こいつはかなりしなやかで、FGノットをするときの締め込みのしやすさ、リールへ収まりなど、扱いやすさは抜群。
糸巻きスプール(リーダーを巻いてある透明のやつ)が薄っぺらいので、バッグの中で邪魔になりません。