ダイワの小型クーラー【ミニクールS850】を購入しました。
お手頃価格でカラフルなので一見レジャー向けにも見えるのですが、使ってみたら意外や意外、釣りにも十分便利なコスパモデルでした。
- どんな特徴のクーラーなのか?
- 保冷力はあるのか?
- 使いにくい点はないのか?
など、レビューしていきますね。
ダイワミニクールS850の購入レビュー
今持っている小型クーラーに不満はないものの、買ってから20年以上経っているし、スクーター釣行の際、横長で積みにくいので、縦長でスクーターのカゴにも入るものを探したところ、ミニクールが最適だと思って、今回購入してみました。
【ミニクールは3サイズ展開】
6.5L、8.5L、10.5Lと3サイズ展開。
6.5Lと8.5Lは横幅が同じで、奥行と高さが少し違います。
10.5Lだけは横幅が少し長くなるので、私はスクーターカゴに収まるよう、8.5Lをチョイスしましたよ。
ではこれからミニクールのレビューをしていきます!
両開きフタで、取り外しも可能
フタはどちら側からも開けられるタイプ。
この機能は、釣っている最中にどちら側からもあけられて便利だ、という機能ではないです。
この機能の何が便利かというと、釣りから帰ってきてクーラーを洗う時に、フタを本体から取り外すことで、丸洗い・乾燥がより簡単になるのです。
「ふんばるマン」が最初からついてる
底面に滑り止めラバー「ふんばるマン」が付いていますので、地面に置いた時の安定感が良いです。
特に船釣りの際には、クーラーが滑らないので重宝しますよ。
※別売りで買うと1,000円くらいしますので、それを考えるとコスパ良し!
ミニクールの保冷力は必要十分
クーラーに使われる断熱材には、保冷力の高い順に、真空パネル、発泡ウレタン、スチロールとありますが、ミニクールの断熱材は一番下のグレードのスチロール。
でもミニクールは日本を代表する釣り具メーカーダイワが作ったクーラーですから、断熱材の厚みもあり、日帰りの釣りに必要十分な保冷力は確保されていますよ。
本体のシールにも「氷の保ちならダイワ」って書いてあります(笑)
超高い保冷力は期待できませんが、保冷力が高いものはお値段も高いですからね。
釣り道具にあまりお金をかけられない私にとってはこれで十分!
ミニクールの保冷力の違いを実験
幸い、ウチには20年以上前に買ったダイワのスノーライン8Lがあるので、今回購入したミニクール8.5Lの保冷力の違いを実験してみました。
カチカチに凍った保冷剤をそれぞれ1個ずつ入れて、8月の炎天下に晒します。
3時間ほど経過してフタを開けてみると・・・
溶けた部分(外周)が濃い緑に変わっています。
旧スノーラインは幅2~3cmまで溶けていますが、新ミニクールは幅1~1.5cmくらいまでしか溶けていないですね。
実際には海水や魚を入れたり、フタを開け閉めしたりするので、もっと早く溶けると思いますが、少なくとも20年前のクーラーから比べれば、保冷力はかなりUPしていることが分かりました。
プルーフケースがついている
魚が釣れて、クーラーに魚と海水を入れると、クーラーの中で冷やしておきたい食べ物、飲み物、虫エサなどの行き場がなくなって困ってしまいます。
そんなときにはこの大容量のプルーフケースが大活躍。
内寸で幅20cm×奥行7cm×深さ10cmくらいありますので、ペットボトルやサンドイッチなどは余裕で収まりますよ。
ただこのプルーフケース、その深さゆえ、クーラーの半分くらいの深さまで占有するので、魚を入れた時に邪魔になるという諸刃の剣でもあります・・・。
一発着脱の肩掛けベルト「Jフック」が便利
ハンドルで持つのもいいんですが、片手が埋まってしまうのが嫌だったり、中身の入ったクーラーがずっしり重いときはやっぱ肩掛けベルトで運びたいですよね。
ミニクールにも肩掛けベルトが付属しているのですが、着脱が簡単にできるフックタイプになっています。
ベルト穴に上から通して、出てきたところをスコッと引っ掛けるだけで装着完了。
従来型のタイプだと当然外さずに使用しますから、フタの開け閉めの時に邪魔になったり、釣り場で海水やらコマセなどがかかってもやむなし、という不遇の扱いを受けていました。
家に帰ってもベルトは洗いにくいから適当仕上げ。おかげでベルトが臭くなる!というオチ。
でもこれなら一発脱着なので、運ぶ時だけベルトを付けるということが簡単にできますね。
しかも、家に帰って洗う時も、取り外されたベルトだけで洗えるので、丁寧に洗えそうです。
※ちなみに、取っ手ハンドルのほうは取り外し不可です。
ミニクールは座れる頑丈設計
クーラーによっては座ることを推奨していないものもあり、座るとフタがたわんでしまう恐れがあります。
その点、ミニクールは安心して座れる頑丈ボディなので着席OK。
あまりに釣れないと、暇すぎて座りたくもなりますので、この強度はうれしいですね。
ミニクールには純正のカスタムパーツもいろいろ
そのままでも十分使い勝手の良いミニクールですが、さらに自分好みに使いやすくするためのカスタムパーツも多数発売されています。
同一メーカーの作ったカスタムパーツなので、ポン付けOKですが、モノによってはつく・つかないがあるので、以下の対応表を参考にしてください。
ミニクール 650 | ミニクール 850 | ミニクール 1050 | |
---|---|---|---|
CPドリンク ホルダー | 〇 | 〇 | 〇 |
CPポケット 90 | × | 〇 | 〇 |
CPポケット 125 | 〇 | 〇 | 〇 |
CPポケット 185 | × | 〇 | 〇 |
CPキーパー マルチ | × | 〇 | 〇 |
CPキーパー ロング | × | 〇 | 〇 |
CPキーパー | × | 〇(側面) | 〇(側面) |
CPスタンド | 〇 | 〇 | 〇 |
CPスタンドW | 〇 | 〇 | 〇 |
CPスタンドα | 〇(側面) | 〇(側面) | 〇(側面) |
ダイワ ミニクールのここが良くない
使ってみて基本的には大満足なのですが、強いて気になった点を挙げるとすれば以下の2点。
1.ちょっと重い。
ミニクールS850の自重は約1.7kg。
20年前からずっと使ってきたスノーライン8Lと持ち比べると、明らかに重いです。
ミニクールが重い理由は、断熱材そのものの厚みが増している他、剛性アップのため内外装のプラスチックの厚みも増しています。
前に比べて多少重くなったけど、保冷力や剛性はアップしているし、魚や保冷剤を入れたらクーラーの重さが増えた分なんて分かんなくなるくらい重くなるので、大した問題じゃないでしょう。
2.プルーフケースがデカすぎ、深すぎ。
付属のプルーフケースはクーラー内部の1/4ほどを占有するほどの大容量。
おにぎりやパンなど、濡れずに冷やしておきたいものを入れておくには重宝します。
でも、(めったにないですが)たくさん釣れてしまった場合に、このデカさが邪魔になりそう。
まあもしそうなったらプルーフケースをクーラーから出してしまえばいいだけですが。
このデカさはレジャー用途を想定したものなのかな。釣り用途としてはあまり機能的ではないです。
ダイワ ミニクールのインプレまとめ
実際に買ってみて、使ってみて、ミニクールは高コスパモデルだな~というのが実感です。
5,000円程度なのに、ふんばるマンとプルーフケースが付属していてお得なのと、及第点の保冷力があります。
釣った魚を入れる用途ではなく、夏場の食料・飲料・エサ専用のサブクーラーとしてもいいかもしれませんね。
6~10Lのクーラーで、そこそこのクオリティーのものを探しているならこれがイチバンじゃないかなと思います。
こんな人にオススメ
- ソフトクーラーを使っていたけど、もっと保冷力のあるクーラーが欲しい。
- お手頃価格なのにそこそこ保冷力があるクーラーを探してる。
- 限られた予算内で、長く使えるクーラーが欲しい。
- 釣りに使うので、やっぱり釣りメーカーのロゴが入っていてほしい。
こんな人には向いてない
- できるだけ安い小型クーラーが欲しい。
- できるだけ軽い小型クーラーが欲しい。
- 1日中保冷してくれるような、高い保冷力のクーラーを探してる。
- レジャーにも使いたいので、釣具っぽいデザインは嫌だ。