最近よく見かけるようになった「-○○℃」と書かれた氷点下保冷剤。
従来型のベーシックな0℃保冷剤とは内容物の性質が異なるため、家庭用の冷凍庫では凍らない・固まらないことがあるようです。
「固まらない!」からと諦めて捨ててしまう前に、なぜ固まらないのか?の原因を突き止めて、それを取り除けば、きっと凍るようになるはず!
氷点下保冷剤が固まらない原因を確認していきましょう!
氷点下保冷剤が凍らない・固まらない原因
保冷剤を冷凍庫に入れて凍らせようと思ったのに、何日経っても完全凍結しないってことありませんか?
-〇〇℃まで冷やせる氷点下保冷剤にありがちなトラブル。
充填されている内容物の性質が従来型とは違うため、冷やし方にもちょっとした注意が必要なんですね。
【原因1】冷凍庫内の温度が高い
多くの氷点下保冷剤は「庫内温度が-20℃で、24~48時間」で凍るとの説明があります。
-11℃の保冷剤でも-20℃の冷凍庫で凍らせないといけません。
一般的な家庭用冷凍庫は-18℃以下になるように、JIS規格で定められていますが、もし、庫内温度が-18℃だったら、保冷剤が凍るのに時間がかかりそうですよね。
凍りにくい時は、製品に表示されている凍結時間よりも長く冷凍庫に入れておいて様子を見てください。
それでもダメなら、温度設定を最強(最も低くなるよう)にして、再チャレンジしてみてください。
【原因2】温度の高い冷凍庫に入れてないか?
5ドア・6ドアなどの大型冷蔵庫限定の話ですが、下段の大きい冷凍室のほか、上段に小さい冷凍室がありますよね。
実は、ほとんどの機種で、上の冷凍室のほうは温度が高いんです(-12℃)。
冷蔵庫内に上のような、冷凍室の性能を示すマークがついているのでよく確認してください。
もしツースター(-12℃)の冷凍室に入れていて「凍らない」のは当たり前ですから、下段の冷凍室で再度試して下さい。
【原因3】何かと重ねて凍らせていないか?
凍らせるときは、冷凍庫内で保冷剤が他のものに接触しない場所に置いてください(もちろん、冷凍庫内の壁面やトレーに接触するのはOK)。
保冷剤同士や他の冷凍食材等と接触した状態では、凍らないことがあります(特に接触面)。
【原因4】それでも凍らないなら冷凍庫の中身を少なくする
冷凍庫内の温度もOK、保冷剤を重ねずに入れているのに凍結しにくい場合は、冷凍庫の中をできるだけ少なくしてから冷凍してください。
また、できるだけ冷気の吹き出し口付近に置いてみてください。
冷凍庫内が満杯状態に近いと、冷気の排出口を塞いで循環が悪くなり冷却機能が十分に働いていない可能性も考えられます。
【原因5】経年劣化による性能低下(寿命)
可能性としては低いかもしれませんが、保冷剤内部のゲル剤の劣化も考えられます。
保冷剤内部のゲル剤は冷凍⇒解凍を繰り返すほどに劣化します。
使えば使うほど、ゼリー状で固めだったゲル剤が水っぽくサラサラ液状になって劣化していきます。
そうなると、凍りにくくなったり、凍ったとしても保冷効果がグンと下がったりします。
ロゴスの保冷剤についている取扱説明書には「本製品は植物系天然高分子素材を主原料としている関係で性能に経年寿命があります。」と書いてありますね。
保冷剤が凍らない原因 まとめ
ウチの冷凍庫はフォースター(-18℃)ではありましたが、凍らせるのに丸二日(48時間)かかりました。
冷凍庫の性能がスリースター以上で、保冷剤単独で庫内に置けば、時間はかかるけどまあいつかは凍るんじゃないかな~、というのが私の実感です。
保冷剤が凍らなくて困っている人は、上記の凍らない原因がないか確認し、もう一度チャレンジしてみてください! いつの間にか保冷剤も進歩していて、昔よりも温度が低く、かつ、長時間保冷できるものがどんどん出てきていますね。 だから、長年使っていたウチの保冷剤もそろそろ買い替えようと思っています。 色々調べた結果、 ... 続きを見る
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