シーバスは時期や地域によって様々なベイトを捕食していますが、その中でも最もシーバスを釣りやすくなるのが、接岸したイワシの群れを捕食するシーバスを狙う「イワシパターン」。
初夏から晩秋にかけていろいろな場所で成立するイワシパターンの攻略法を解説していきます。
「イワシパターン」におけるベイトの種類
イワシパターンと一言に言っても、実はイワシの種類によっていくつかに分かれ、主なものは以下の3種類。
カタクチイワシとトウゴロウイワシは、大きさも性質も似ているため釣り方はほとんど同じですが、マイワシはほかの2種類と大きさも性質も異なるため釣り方は異なります。
今回は比較的狙い方が簡単な、カタクチイワシとトウゴロウイワシのパターンについて説明します。
カタクチイワシ
全国的に最もメジャーなイワシ。標準的には15cmまでの魚で、大きな群れを作って回遊します。
トウゴロウイワシ
カタクチイワシよりもやや小型ですが、カタクチイワシ同様に大群で回遊します。
マイワシ
大きいもので30cm近くになる前述の2種類よりも大型。大群で回遊する点では同じです。
シーバスの「イワシパターン」攻略法
まずイワシを探そう
イワシパターンはベイトとなるイワシなしには成立しません。
よって、まずはこれを探すことが最初のステップ。
イワシを探すには、実際に現場に行ってみて探すほか、地元の釣具屋に問い合わせてみれば教えてくれるかもしれません。
イワシの群れは近くで見るとキラキラとした固まりに見え、遠くにいると黒い固まりに見えます。
イワシは水深のある湾内や、港湾部にいったん入るとなかなか出て行かないため、見つけてしまえばチャンスは長く続きます。
マズメ時がベスト
朝と夕方のマズメ時にはこれらのイワシはエサであるプランクトンを追って水面付近に集まります。
シーバスにとって水面付近に集まったベイトは追い込みやすく捕食しやすいため、水面付近で激しいボイルが見られることも多いです。
このときシーバスの活性はとても高いので水面付近を泳ぐルアーであれば比較的簡単にヒットします。
広範囲でボイルしている場合は飛距離が出て、ゆっくりと表層を引けるシンキングペンシルやミノーがおすすめ。
イワシの群れを見つけた際にボイルしていない場合は、イワシの群れの下にルアーを通します。
シーバスはイワシの群れの下につき、はぐれたイワシをついばむように捕食していることが多いのです。
このとき使用するルアーはバイブレーションが最適。リトリーブのスピードやロッドの角度でレンジコントロールが容易で、飛距離も出るため遠くの群れも狙えるのです。
イワシパターンにおすすめのルアー
アイマ コモモSF-85
メガバス(Megabass) X-80SW LBO
アイマ コウメ80
ダイワ モアザンリアルスティール 26g
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