徐々に春の陽気になってくると、地域差はあるものの、この時期に全国で見られるのがシーバスのマイクロベイトパターンです。
今回は「マイクロベイトパターン」のシーバスの釣り方と、「マイクロベイトパターン」にオススメのルアーを紹介します。
「マイクロベイトパターン」とは
マイクロベイトパターンとは、シーバスが数センチ程度の小さなベイトを捕食している状態を指します。
食べられているのは主にハクと呼ばれる3cm程度のボラの稚魚や、稚鮎などです。
このパターンは一般的なシーバスルアーのサイズより小さいことからマッチ・ザ・ベイト(ルアーとベイトのサイズや色を合わせること)が難しいので、難易度が高いパターンといえます。
シーバスの「マイクロベイトパターン」の攻略法
ベイトの居場所を見極める
マイクロベイトパターンでは、しっかりとベイトがいる場所を見極めることが大事。
ハクがよく見られるポイントとしては、港湾部、河川や運河などですが、ハクが溜まりやすい場所を探す上でキーポイントとなるのは「流れの緩い場所」です。
急激に流れが効いているような場所では体長3センチ程の魚体では遊泳力が低すぎる為、安定して定位する事が難しく、そこに留まりません。
明暗部や船溜りといったような分かりやすい場所だけでなく、ちょっとしたストラクチャーの陰になるような小場所も必ずチェックしましょう。
ハクはあまり流れのないポイントを好むので、潮止まり前後の時間帯を狙うのもおすすめ。
潮止まり付近になるとハクの群れが動き出し、それらのハクに付いたシーバスがボイルすることも。
逆に潮が効いている時間帯であれば、運河や河川を例とするならば船着場や排水、流入部の合流地点を狙おう。
船着場であれば流れを遮るストラクチャーの陰でベイトが定位しやすいというのは分かりやすいですよね。
いっぽう、排水や流入部は一見急流と思われがちですが、そういう場所には反転流による淀みが発生するので、そこを狙い撃ちするのです。
小さいルアーで魚が反応するアクションを見つけよう
マッチ・ザ・ベイト(実際のエサの大きさにルアーサイズを合わせること)を目指すと、ルアーがあまりに小さくなりすぎて、コントロールができません。
したがって、ハクパターンでは、小さめのルアーを使うものの、重視するのは、魚が反応するレンジやアクションをみつけること。
デイゲームではトゥイッチを入れながらのステディリトリーブが基本。
ナイトゲームではドリフトでの流し込み、もしくはスローリトリーブでじっくりルアーを見せるのが効果的。
ミノーやペンシル、バイブレーションなどを、状況に合わせてローテーションしていきましょう。
「マイクロベイトパターン」の攻略動画
マイクロベイトパターンでおすすめのルアー3選
マドネス シリテン50
エバーグリーン コルセア50
ダイワ 澪示威SOLID 50S
アムズデザイン(Ima) コモモⅡ 65
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