昔はシーバスルアーと言ったらハードルアーが全盛でしたが、いまのシーバス釣りにおいて、もはや「ワーム」は欠かすことのできない存在となっているルアーです。
ワームでしか表現できないアクションなど、ワームは独自の長所を持っているので、今では多くの人が使っています。
シーバスフィッシングにおけるワームの使い方、ジグヘッドの選び方、おすすめワームをご紹介します。
ワームとは?
ワームとは合成樹脂やラバーでできた柔らかいルアーのこと。
そのため、ミノーやバイブレーションなどのプラグ系ルアーに代表される「ハードルアー」に対し、「ソフトルアー」と呼ばれることもあります。
シーバスでのワームの使い方
ワーム単体にはフックがついていませんので、必ずリグ(仕掛け)を組んで使用します。
シーバスでは、オモリとフックが一体になっている「ジグヘッド」にワームをセットしたジグヘッドリグで使うことがほとんどです。
ジグヘッドの重さは、5g~20g程度までのものがよく使われており、基本的には、使う水深が深く、狙うポイントが遠いほど重いものを選択します。
しかし、重ければ重いほど表層を狙うことが難しくなったり、シーバスの吸い込むような弱いバイトをフッキングに持ち込めなかったりするという欠点もあるので注意が必要です。
表層~2m付近を狙いたいなら5~10g程度、飛距離が必要だったり、深いレンジも狙いたいなら10~16g程度で良いでしょう。
ワームに使うジグヘッドの種類
ジグヘッドの形状で大まかに分けると2種類あります。
ひとつはただ巻き用のもの(多くがこちらに該当)、もう一つは、商品パッケージに「ワインド専用」「ダートに特化」などと記載されている、ワインド釣法向きの形状をしたもの。
ただ巻きで使うジグヘッド
メインで使うのはただ巻き用のほう。
ただ巻きとは文字通りアクションをつけずに一定速度で巻くこと。
ワームの基本的な使い方であり、まずはこちらから使っていってください。
ルアーを左右に動かすダート・ワインドに特化したジグヘッド
ワインド用のジグヘッドは断面が三角形になっていて、この形状が水をかき分けるので、ただロッドをシャクるだけでダートします。
ワインド専用ジグヘッドでルアーを弾くように竿を動かすとルアーが左右に飛び跳ねるアクションをするのです。
左右に飛び跳ねるルアーを見て魚の捕食スイッチが入り、ヒットに持ち込む釣り方です。
シーバスをワームで狙うポイント
ワームは魚を遠くから寄せてくる力はないので、シーバスがいそうだとか、いるとわかっているようなポイントで使います。
シーバスがいるのは分かっているが、ハードルアーではなかなか釣れない! こんなポイントこそワームの出番。
例えば、人の気配に敏感になっている港湾部の岸壁の際に付いているようなシーバス、常に誰かが釣りをしているような人気ポイントでルアーに対して警戒心を持っているシーバスにはソフトルアーが効果的です。
おすすめのシーバス用ワームの紹介
コアマン(COREMAN) アルカリシリーズ
コアマンのアルカリシリーズはピンテールの「アルカリ」と、シャッドテールの「アルカリシャッド」の2シリーズで3サイズ展開。
計6種類であらゆる状況に対応できるようになっています。
同メーカーからジグヘッドの「パワーヘッド」も販売されておりこのセットでの使用がおすすめ。
マーズ(MARS) R-32
ナチュラルアクションで、小魚が泳ぐ姿勢を忠実に再現。
ただ巻きだけで十分釣れる、ピンテールタイプの定番ワーム。
エコギア グラスミノー
シャッドテールがブルブルと震えてシーバスを誘います。
サイズは4種類ありますが、シーバスではMかLでOKです。
コアマン バイブレーションジグヘッドVJ-16
ジグヘッドとワームがベストバランスで最初からセットされているものがこちら。
バイブレーションとワームの中間のアピール力のイメージです。
セットになっているワームは、同じコアマンのアルカリシャッドです。
基本的にはVJ-16でOK。大場所やベイトサイズが大きいときはVJ-22、28の出番です。
実際にワームでシーバスを釣ってみよう!
シーバスフィッシングにおけるワームの基本的な使い方を解説しました。
手持ちのルアーの中にワームは必ず備えておきましょう!
対応できる幅が広がり、1尾を手にする確率がグンと上がりますよ!