夜釣りの必需品であるヘッドライト。最近は首掛け式のネックライトもありますが、釣りに適したものを選びたいですよね。
釣りに使うなら
- 明るさは適切か?
- 重さは重すぎないか?
- ライトの角度が変えられるか?
- 防水性はあるか?
ということは必ずチェックしたいポイントです。
他にも、電源がUSB充電式のタイプがあったり、頭ではなく首に掛けるタイプがあったりと、好みや使い方にあわせて、自分にピッタリの1台を見つけましょう!
夜釣りにはヘッドライトが便利
夜釣りで使う明かりとしては「懐中電灯」「ランタン」「ヘッドライト」があります。
懐中電灯は、使う時に片手がふさがってしまいますので、釣りで使っている人はあまりいません。
ランタンは釣り座まわりを全体的に照らしたい場合に重宝します。
一カ所でどっしり構えて釣る時なんかに便利です。
でも、一番人気があるのは「ヘッドライト」です。
釣りって結局手元での作業(仕掛けを結んだり、魚から針を外すなど)が多くて、立っていても座っていても、確実に手元だけを集中的に照らしてくれるのが「ヘッドライト」のいいところ。
ランタンだと、光源から少し離れただけで手元が暗くなってよく見えないですよね。
だから、夜釣り用の明かりを一つ買うとしたら、多くの人は「ヘッドライト」を選ぶのです。
夜釣り用ヘッドライト~選び方のポイント
ヘッドライトって、種類がたくさん発売されているので、「夜釣り」に使いやすい機能を持ったものを選びたいところ。
じゃあ、夜釣りで使うことを考えた時、どんな基準で選べば良いのでしょうか?
釣り用ヘッドライトのチェックポイント
- 明るさは適切か?
- 重さは重すぎないか?
- ライトは角度調整できる?
- 防水性は大丈夫?
- 電源は乾電池 or USB充電?
- 頭に装着or首掛けタイプ?
明るさは明るいほど良いというわけではない
ヘッドライトの明るさの違いは「ルーメン(lm)」という単位で表示されています。
例えば、60ワットの白熱電球は810ルーメン、40ワットで485ルーメンとのこと。
夜釣りで必要とされる明るさはどれくらいでしょうか?
手元を照らすだけでいい | 70~100ルーメン |
歩く時の足元も照らしたい | 150~200ルーメン |
海中の様子も確認したい | 200~300ルーメン |
真っ暗な釣り場で周囲を明るく | 400~500ルーメン |
これくらいで十分なんです!
1,000ルーメンとか出せる機種もありますが、釣りにはオーバースペックです。
また、明るい機種はそれだけライトや電源の量も増え、全体の重量が重くなりますから、最大500ルーメンどまりの機種がおすすめ。
また、明るいほど電池の消費も激しいので、必要に応じて明るさを調整できるモデルを選ぶと良いですね。
あと、電池の容量が減るにつれて明るさも落ちてくるので、明るめの機種を選んでおいたほうが後悔しないかも。

重さは重要なポイント
ヘッドライトには、大きさも重さも様々な商品がありますね。
明るいものはそれだけ電源が必要なので、基本的に大きく重くなります。
重いものは、歩いているだけで頭からズリ落ちてきますので、結構きつくセットしなくてはなりません。
ですので、重さの感じ方は個人差があるにせよ、ヘッドライトは首元や頭に長時間装着するので、より軽いほうがストレスなく使えることは間違いありません。
また、重量のあるヘッドライトの中には、バッテリー部分がライト部分と分離して、後頭部にバッテリーがあるタイプがあります。
そのほうが重さが分散されて軽く感じますので、装着感が良いです。
角度が変えられるか
ヘッドライトを実際に使うシーンを想定すると、手元を照らす、足元を照らす、海面を照らすなど、照らしたい場所がちょくちょく変わるものです。
ヘッドライトの明かりは、ボワッと広く全体を照らすのではなく、懐中電灯みたいに1か所を集中的に照らす感じなので、「もうちょっと下を照らしたいな~」と思うと、頭を下にもたげて上目遣いに見ることになります。
ですので、頭の向きは変えずにライトの角度を(上下方向に)調整できるタイプで、光の向きを変えられるほうが断然使いやすいのです。

防水性
釣りなので、やっぱり雨に降られたり、魚が跳ねて水しぶきがかかることもあります。
故障防止のため、防水性は必須と考えてください。
電源は電池orUSB充電式?
昔は乾電池式ONLYでしたが、最近はUSB充電式のヘッドライトも増えてきました。
USB充電のリチウム電池だと、乾電池よりも軽く作れるのと、いざという時はスマホのモバイルバッテリーや車のシガーソケットでも充電できるのが利点です。
釣りには乾電池を何本も積むような明るさは必要とされないので、軽さと必要十分な明るさを兼ね揃えているUSB充電タイプはけっこうおすすめです。
(USB充電式のほうが価格が少し高めですが。)
どこにつけるか
ヘッドライトって、頭にゴムバンドで固定するので、うっとうしく感じる人もいるかもしれません。
そこで、最近では「ネックライト」といって、首掛け式で胸元に光源があるタイプも発売され始め、注目を浴びています。
ネックライトはそれほど重量もないので、首への負担もほとんどありません。
頭にゴムが巻き付いているのが嫌な人は絶対におすすめ。

夜釣り用ヘッドライト~おすすめ5選
Amazonなどを見ると、ヘッドライトってたくさん種類があるので、夜釣りにはどれが良いのか選びきれないですよね。
そこで、上記の基準を満たして、かつ、夜釣りにちょうど良い機能満載のヘッドライトを厳選してご紹介します。
冨士灯器 ZEXUS(ゼクサス) ZX-195 最大400ルーメン
ZEXUS(ゼクサス)の「ZX-195」は、明るさと使いやすさを兼ね備えた高性能なLEDヘッドライトとして人気があります。
軽量でコンパクトなデザインながら、高い明るさと多機能性を備えており、特に赤色LEDは、水中での光の拡散を抑え、警戒心の強い魚を狙う際にも効果的です。
明るさ | 最大約400ルーメン(白色LED) 赤色LEDは約60ルーメン |
点灯時間 | 白色LED:約3.7~37時間 赤色LED:約6.5~48時間 |
電源 | 単4形アルカリ電池 ×3本(別売)またはZEXUS専用充電池ZR-01(別売) |
サイズ | 約60×29×38mm |
重さ | 約50g(電池含まず) |
機能 | 無段階調光(長押しで10%~100%の明るさ調整) フォーカス機能(ワイド・スポットの切り替え) モードメモリー機能 ロック機能 |
防水性 | IPX4相当 |
Ledlenser(レッドレンザー)MH5 最大400ルーメン
Ledlenser(レッドレンザー)の「MH5」は、ハイブリッド電源対応やアドバンスフォーカスシステムなど、ユーザーの利便性を考慮した設計が魅力です。
- ハイブリッド電源対応
- アドバンスフォーカスシステム
- 赤色LED搭載
専用充電池と単3形アルカリ電池の両方に対応しており、状況に応じた使い分けが可能です。
独自の特許技術により、光の輪郭がくっきりとしており、照射範囲をスムーズに調整できます。
夜間の視認性を確保しつつ、周囲への影響を最小限に抑える赤色LEDを搭載しています。
明るさ | 最大400ルーメン |
点灯時間 | 最大35時間(Lowモード時) |
電源 | 専用充電池(付属)または単3形アルカリ電池1本(別売) |
充電方式 | マグネット式USB充電ケーブル |
サイズ | W69×H35×D38mm(ヘッド部) |
重さ | 約94g(電池含む) |
機能 | アドバンスフォーカスシステム(スポット~ワイドの無段階調整) |
防水性 | IP54(防塵・防滴) |
GENTOS(ジェントス) WS-343HD 最大320ルーメン
GENTOS(ジェントス)の「WS-343HD」は、赤色LEDやフォーカス調整機能により、用途に応じた柔軟な使用が可能です。
- フォーカスコントロール
- インスタントオフスイッチ
- 赤色サブLED
- 60°可動式ヘッド
- ハイブリッド電源対応
ベゼルを回すことで、スポットビームからワイドビームまで無段階に調整可能。
点灯後、一定時間経過後にスイッチを押すと、どのモードからでも1回の操作で消灯可能。
暗所での手元作業や夜間の視認性向上に有効。
照射角度の調整が容易。
乾電池と専用充電池の両方に対応し、用途に応じた使い分けが可能。
明るさ | Highモード:約320ルーメン Midモード:約140ルーメン Ecoモード:約15ルーメン サブ赤色LED:約10ルーメン |
点灯時間 | High:約6時間 Mid:約12時間 Eco:約53時間 赤色LED点灯:約19時間 赤色LED点滅:約40時間 |
電源 | 単4形アルカリ電池×3本 または 専用リチウムポリマー充電池(3.7V 800mAh) |
サイズ | 約66.8×45.5×42.8mm |
重さ | 約118g(電池含む) |
防水性 | IP64(耐塵・防滴) |
GENTOS(ジェントス) CP-131D 最大200ルーメン
GENTOS(ジェントス)の「CP-131D」は、単3形乾電池1本で駆動するコンパクトなLEDヘッドライトです。軽量でありながら高輝度な照射が可能。
- フォーカスコントロール
- インスタントオフスイッチ
- 軽量・コンパクト設計
ベゼルを操作することで、スポットビームからワイドビームまで無段階に調整可能。
点灯後、一定時間経過後にスイッチを押すと、どのモードからでも1回の操作で消灯可能。
持ち運びやすく、長時間の使用でも負担が少ない設計。
明るさ | Highモード:約200ルーメン Ecoモード:約70ルーメン |
点灯時間 | High:約7.5時間 Eco:約15時間 |
電源 | 単3形アルカリ電池×1本 |
サイズ | 約70.9×48×32mm |
重さ | 約85g(電池含む) |
角度調整 | ヘッド部65°可動 |
防水性 | IP66(耐塵・耐水) |
Hapyson(ハピソン) 充電式チェストライト YF-201 最大600ルーメン
首に掛けて使用することを前提に設計されているから、体が動いてもライトはブレない、ズレないのが最大の特徴。
普通のヘッドライトを首に掛けて胸元で使うと、ライト部分がブラブラして正面を照らしにくい時もありますが、このYF-201ならそんなことがなくなります。
首掛けで使おうと思っている人にはオススメしたい一品です。
明るさ | 集光強 : 約3,600lx / 200lm 集光弱 : 約1,000lx / 50lm 集光微弱 : 約120lx / 7lm 散光強 : 約600lx / 200lm 散光弱 : 約100lx / 30lm ダブル : 約4,200lx / 400lm ブースト : 約10,000lx / 600lm |
点灯時間 | 集光強 : 約4.5時間 集光弱 : 約18時間 集光微弱 : 約110時間 散光強 : 約4.5時間 散光弱 : 約22時間 ダブル : 約2時間 |
電源 | リチウムイオン充電式 |
充電時間 | 約8時間 |
サイズ | 約80 x 118 x 52mm |
重さ | 約170g(電池含む) |
防水性 | IPX5 (防噴流型) |
付属品 | 調整パッド付きストラップ × 1本 USB充電ケーブル × 1本 |
ヘッドライト使用時のマナーとは?
夜釣りの必須アイテムであるヘッドライト。
釣り場に自分一人きりならどんな使い方をしてもいいんですが、周りに他の釣り人がいるなら、周囲への配慮が大切です。
- 近くで釣りをしている人がいたら海面を照らさない
- 人に向けて照らさない
- つけっぱなしも良くない
ヘッドライトの明かりで魚が驚いて釣れにくくなる可能性があり、多くの釣り人は海面を照らされることを嫌がります。
少しでもヘッドライトの明かりを海面に落とさないようにするために、仕掛けを結んだりするときも海に背を向けてライトオンすると「かっこいい釣り師」と言えます。
釣り場を移動する時なども含めて、釣り人を照らすようなことはNGですので、ライトの方向に注意しましょう。
自分がやられたら不快ですよね。
ランタンタイプだと、必要ないときでも明かりをつけっぱなしにすることもあるかもしれませんが、周りにはそれが気になる釣り人もいるかもしれません。
必要な時だけライトを使うのがマナー。
