管理釣り場でのニジマス釣りは、放流があるのでたくさん釣れて子供も楽しめるから、家族で行くには最高ですよね。
ルアー釣りもありますが、たくさん釣るにはちょっとしたコツも必要で、小学校低学年くらいだとちょっと難しいかも。
そこで、家族で行くなら(またはたくさん釣りたいなら)エサ釣りのできる管理釣り場がオススメ。
道具類はレンタルがあるし、エサも現地で販売しているので、手ぶら釣行も可能です。
でも
「実際にはどんなものが必要なの?」
「本当に手ぶらで大丈夫なの?」
と気になるのも確か。
そこで、何度も管理釣り場に足を運んでいる私が、本当に必要な物をリストアップ。
管理釣り場のニジマス釣りに
- 絶対に必要な道具類
- あると便利な道具類
をご紹介しますね。
なかには、「これは自宅から持って行ったほうがいいよ~」という道具もありますから、ニジマスのエサ釣りに必要な道具類が何なのか?あらかじめチェックしておいてください。
管理釣り場でニジマス釣りって何?どこ?
昔は【常設マス釣り場】という言い方もしていましたが、最近はみんな【管理釣り場】って言いますね。
1人3,000円~5,000円の釣り料金を支払って、放流されたニジマスがウヨウヨいる川で釣りをさせてくれる釣り場が【管理釣り場】です。
釣り場の形状が2タイプあり、釣り堀のような池タイプと、自然の川を大石で仕切ってプール状にした川タイプがあります。
川タイプの管理釣り場では、すぐ横でバーベキューをしても良いことが多いので、楽しみも広がります。
管理釣り場はどこにある?
管理釣り場は全国各地にありますので、自宅から車で1,2時間程度で行けちゃうのも魅力。
まだ行き先が決まっていない人は、「管理釣り場ドットコム」というサイトで探せますので、お近くの釣り場を探してみてください。
管理釣り場のニジマスエサ釣りに必要な道具【必須編】
まずは「これがなければ始まらない!」という、必ず必要になる道具たちを揃えます。
ほとんど現地調達できるのですが、なかには現地になかったり、種類が選べなくて、あらかじめ準備しておいたほうが良いものもありますので、個人的に「これは事前に用意しておいた方がいい」と思うものには◎マークをつけておきますね。
- 3.6m~4.5mの万能竿または渓流竿
- 仕掛け類
- 予備の針
- エサとなる「イクラ」または「ブドウ虫」
- 針外し
- ハサミ◎
- 汚れて良いタオル(魚をつかむ)◎
- ビク(魚を入れる筒状の網)◎
- クーラーボックス◎
- 魚を捌くナイフ◎
- 食塩◎
- 氷
以下、どうして必要なのか?それぞれ説明していきます。
3.6m~4.5mの万能竿または渓流竿
釣り竿が必要なのは説明不要ですね。
管理釣り場では、仕掛け付きで貸し竿が用意されていますので、面倒な方はそれでもOK。
1本300円くらいで貸してくれます。
ただ、自分で竿と仕掛けを準備していったほうが、断然釣りやすいし、釣れます。
もし自分で竿を用意するなら、3,000円以内で十分なので、4.5mの万能竿、もしくは渓流竿を用意しましょう。
小学校低学年以下の子供なら4.5mでは長すぎて扱いにくいと思うので、3.6mが良いですよ。
ニジマスのエサ釣りにオススメの釣り竿
初心者の方や子供であれば、竿先が硬めのものを選んだ方が良いかもしれません。
硬いほうが魚を掛けた時に楽に岸まで引き寄せられますし、万が一竿先を負ってしまうリスクも軽減できます。
竿先が硬めで、品質的にそこそこ安心できるものを探しましたので、参考にして下さい。
ココがポイント!
万能竿や渓流竿を新しく買ってきたら【必ずやっておく準備】があります。
・先端のリリアンに結びコブを作る
・リリアン先端がほつれないよう、ライターであぶる(任意)
釣りの教科書には載っていないけど、これやらないと使い始められません。
やり方はこちらの動画を参考にして下さい。
仕掛け類
こちらも説明不要ですが、道糸、ウキ、針のついた仕掛けが必要です。
貸し竿なら仕掛けがついているので準備不要です。
自分で竿を用意する場合は、仕掛けも自分で作ります。
当日に釣り場で作ると時間がもったいないので、普通は前日までに家で作っておきます。
どんな仕掛けが良いのか?は説明が長くなりますので、別の記事にまとめました。 ニジマス釣りのエサ釣りで最もポピュラーなのがウキ釣り。 貸し竿なら仕掛けがついているけど、絡まったり切れたりしたらどうするの? また、自分で仕掛けを用意すれば、仕掛けづくりも楽しいですし、釣果もアップ ... 続きを見る
ニジマス釣り~ウキ釣りとミャク釣り仕掛けを徹底解説
予備の針
針は仕掛けの一部ですが、ニジマス釣りをしていると、針だけを交換することが多くなります。
ウキとか道糸とかは予備をそれほど多く使うことはありませんが、針だけは結構消費します。
飲み込まれて針が魚体から取り出せなかったり、何匹も釣っているうちに針が曲がったりするからです。
たくさん釣れるときだと、1人あたり5回くらいは交換することになります。
ニジマス釣りでよく使われるハリの種類は【マス鈎(バリ)】【山女魚(ヤマメ)】です。
私は、イクラをつけやすい【イクラスペシャル】も使います。
ココがポイント!
5,6匹釣ると、目には見えませんが、針先が丸まってきて、針掛かりしにくくなります。
そうなると、アタリがあっても針掛かりしなかったり、釣り上げる途中でバレる頻度が高くなります。
たくさん釣りたいなら、5,6匹釣ったら無条件で針を交換してしまおう。
エサとなる「イクラ」または「ブドウ虫」
管理釣り場のニジマス釣りでは、エサは「イクラ」か「ブドウ虫」が王道です。
私の場合、イクラをメインに使って、釣れなくなってきたな~と思ったら、ブドウ虫を使ったりします。
イクラはハリにつけると数分でダメになってしまい、しょっちゅう付け直しますから、必然的に使う量も多くなります。
釣り場でイクラを買うと高いので、釣りに行く前に、地元の魚屋さんで「生イクラ」を売っていれば、1パック買って持って行くとコスパが良いです。(1パックで量的には十分です。)
ココがポイント!
魚屋さん、スーパーでイクラを買う場合は、【生イクラ】または【塩イクラ】をチョイスします。【しょうゆ漬けイクラ】はNGですよ。
また、鮮度の悪いもの(=プチッとはじけない感じ)はハリにつけた後のエサ持ちが悪いので、鮮魚店や専門店みたいところで買うのがオススメ。
針外し
ニジマス釣りでは、ニジマスが勢いよくエサを飲みこみ、針が口の奥に掛かることも多いです。
指が針に届かないくらい奥に掛るので、絶対に手では外せません。
そんな時は「針外し」という器具を使って針を外すことになります。
針外しを使っても取りにくい時や、外した後、針が曲がっていたり、ハリスがヨレヨレになっている時は、サッサと諦めてハリスを切って針を交換してしまいましょう。
ココがポイント!
針外しって、慣れるまでは意外に使いにくいかも。
この後紹介する【プライヤー】という、ラジオペンチみたいな道具を針外しとして使うのもアリですよ。
ハサミ
仕掛けの糸を切ったり、針交換の際、サルカンに結んだあとの余分な糸をカットしたりするのに使います。
現地でも購入できますが、たいていは家にありますよね。
釣り専用でなくても、工作用など、いま家にあるもので十分ですので、必ず持って行きましょう。
汚れて良いタオル
ニジマスの魚体は割とヌルヌルしています。
釣り上げたニジマスの針を外すたび、魚体をギュッとつかまないといけないので、手が毎回ヌルヌルになります。
ですので、お手拭きとして、1人1本、タオルを持っていると便利です。
また、魚体のヌルヌルで、針を外す際、素手でつかもうとしても魚が手からツルンと抜け出てつかめない人もいると思います。
そんな時は、タオルで魚体を包んでから手でつかむと、しっかりとつかむことができますよ。
キレイに使うタオルとは別に、ドロドロになっても良いタオルをもう1本用意しておきましょう。
ビク
ビクは、魚を活かしたまま川に沈めておく網の入れ物のことです。
釣れた魚をバケツやクーラーに入れておくとすぐに死んでしまい、鮮度や味が落ちます。
で、美味しい状態で持ち帰るには、捌く直前まで活かしておいたほうが良いわけですが、そこで活躍するのがこの【ビク】なのです。
川の水の中であれば、帰る時まで魚は生きています。
網の目の粗い(=海用)ものではなく、川釣り用の、網の目の細かいものを使います。
クーラーボックス
魚の鮮度を維持して持ち帰りたいならクーラーボックスは必須です。
保冷力のないバケツなどで持ち帰ると、一緒に入れた氷はすぐに溶けてしまいますよ。
現地で購入できるのは、おそらく発泡スチロールむき出しのタイプで、耐久性や保冷性に劣ります。
その割にそこそこのお値段もするので、以下のようなクーラーボックスを用意しておくといいと思います。
このようなものを1つ持っておけば、他の釣りにも流用できますし、バーベキューや運動会などにも活用できますよ。
クーラーボックスの容量ですが、氷も入れて、20匹持ち帰るなら12L~15Lサイズで十分入ります。
ナイフ
釣った魚を捌くために使います。
ほとんどの管理釣り場には魚を捌く場所(流し)があります。
貸し出し用ナイフがある釣り場もありますが、たいていは切れ味が悪いですし、貸し出しがない釣り場も多いので、持参するのが無難。
現地で捌いてから持ち帰ったほうが美味しく持ち帰れますし、家に帰ってから捌くのも、疲れていて面倒に感じてしまうので、ここはぜひ現地で捌いてから帰るようにしましょう。
念のため、移動時や使わない時はナイフケースに収納した状態で釣り道具のバッグの中にしまっておきましょう。
食塩
魚を捌いたら、適量の塩をまぶしてから持ち帰ります。
理由は、味付けというよりは、浸透圧の差で身の水分を外に出し、ニジマス特有のヌメリや臭みを軽減することができるからです。
正しい量は私も良く分かりませんが、私は、塩をチョイッと指先に取って、内臓があったあばら骨の内側につけて、もういちど塩をチョイッと取って、ウロコのある外側にピチャピチャ塗りたくって終わりにしています。
現地でも安く販売されていることも多いですが、もし売ってなかったら最悪なので、家にある普通の食塩を小さめのタッパーなどに入れて持参します。
氷
クーラーボックスには、魚とともに必ず氷も入れます。
家から持参すると、帰るころには溶けているので、氷は現地調達が良いと思います。
管理釣り場のニジマスエサ釣りに必要な道具【あると便利編】
ここからは、「持っていなくても全然問題ないけど、あると便利」な道具類をご紹介します。
- 帽子
- エサ入れ
- プライヤー
- タモ網
- 偏光グラス
- 虫除けスプレー、かゆみ止め
帽子
服装の準備で意外と忘れがちなのが帽子。
頭への直射日光を避けられるのは当然の効果ですが、帽子のツバで目に直射日光が当たらなくなるので、水面が見やすくなります。
また、他の人の仕掛け(針)が誤って自分の頭に刺さってしまうのを防止する意味もあります。
エサ入れ
エサとなるイクラやブドウ虫は、貧弱なプラスチックの入れ物に入っていますよね。
その入れ物をそのまま釣り場でも入れ物として使っても良いですが、それだと地面に置くことになりますよね。
そうすると、誤って踏んづけてしまったり、風で吹き飛ばされてしまったりすることがあります。
釣り用のエサ箱なら、ある程度の重みがあるので安定感がありますし、腰のベルトに引っ掛けて使うこともできるので、そうすれば、踏んづけることもないですし、エサをつけるたびにしゃがむ必要もなくなります。
些細なことではありますが、意外と便利です。
プライヤー
ニジマスは針を飲み込んでしまうことが多いので、針外しが必要と言いました。
その針外しよりも(個人的には)針を外しやすいのがプライヤーです。
実は私は針外しは一切使わず、このプライヤーで飲み込まれた針を外しています。
なぜなら外しやすいですし、プライヤーは、針を外す以外にも、ガン玉をつぶしたり、ラインをカットしたりと多用途なんですね。
偏光グラス
偏光グラスは、普通のサングラスにはない特殊なフィルムが入っていて、反射光をカットする機能があります。
水面が日光に照らされる釣り場では、偏光グラスを掛けると水面のギラツキが抑えられ、非常に見やすくなります。
水中の状況もよく見えるようになりますし、強い日光で目が疲れるのを軽減することもできます。
私なんかは、歳のせいか、目の疲れ方が全然違うので、晴天の昼の釣りでは偏光グラスが欠かせません。
私はメガネっ子なので「オーバーグラス」で対応しています。
タモ網
タモ網とは、針掛かりした魚を陸に上げる際に使用する、魚をすくう網のこと。ランディングネットとも言います。
大型のニジマスを放流している釣り場では、(運悪く?)40cmを超えるような大物が掛かった場合は、タモ網ですくわないと糸が切れる可能性大です。
そういう釣り場に行く人は、タモ網も用意しておきましょう。
ニジマス釣りでは、柄が30cm程度の短いタイプを使用します。
虫除けスプレー、かゆみ止め
釣り場は山の中ですから、蚊やブヨなどの虫刺されも心配です。
春~秋に行くなら虫除けスプレーとかゆみ止めは持って行きましょう。
せっかくの楽しい釣りが、かゆみで集中できなくなったら嫌ですよね。
まとめ
ニジマス釣りに本当に必要な道具特集、いかがでしたか?
初めての時はいろいろな道具や持ち物を持って行きましたが、ニジマス釣りに何回も行くうちに、だんだんと必要な道具が洗練されていき、上記のものに落ち着きました。
備えあれば憂いなし。
しっかり準備してニジマス釣りを楽しみましょう!