シーバス釣りでは様々な種類のルアーが使われますが、今回は「バイブレーション」の使い方について解説します。
また、シーバス用バイブレーションのおすすめも併せてご紹介します。
バイブレーションとは?
バイブレーションとはその名の通り、リールを巻くと小刻みにプルプルと震えながら動くルアーです。
小刻みに水を切りながら動くので、アピール力が強く広範囲からシーバスを寄せてきます。
ルアーサイズは、小型のもので50mm、大型のもので90mm程度です。
バイブレーションを使う釣り場
バイブレーションは比重が重く、沈みが早いため水深のある場所が得意です。
逆にシンキング・フローティングミノーは最大潜行深度の限界があり、深い所は探ることができないですよね。
よって主に河川の河口・堤防・港湾部など水深があり障害物がなく開けた場所で使うことが多いルアーです。
バイブレーションの使い方
全層を探ることが多いため、投げて1度底まで沈めてからのタダ巻きでOK。
巻きスピードはルアーが動く最低のスピードから超早巻きまで様々試します。
日によってアタリが出やすいスピードがあるので、それを探していく感じです。
種類によっては、ロッドアクションを加えると左右にダートするものがあり、ダートさせることによってシーバスの捕食のスイッチを入れ、ヒットに持ち込むことができたりします。
ダイワの「ミニエント」などがこれにあたります。
バイブレーションの種類
初めてバイブレーションを使う場合は、最もオーソドックスな全長70mmで自重20g程度のものがおすすめ。
このくらいのサイズが最も種類が豊富でもあります。
使う機会が水深が5m以上あるフィールドに限られるのであれば、20g台後半を選んでもOK。
素材も樹脂製から金属、シリコンなどがあり、状況に応じて使い分けることができます。
樹脂製バイブレーションの特徴
もっともオーソドックスなタイプであり、重さや大きさ、多くのメーカーが販売しているため種類も豊富に選べます。
次に説明する金属製よりもボディに厚みがあって沈みが遅いので、中層より浅いレンジを引きたいときや、ゆっくりめに引きたいときに活躍します。
金属製バイブレーションの特徴
文字通り、金属でできたバイブレーションで、メタルバイブや鉄板バイブとも呼ばれています。
樹脂製に比べ比重があるので、飛距離が出るのと、アピール力が強く、より遠くからシーバスを寄せてくることが可能。ただし、スレさせるのも早いので要注意。
中層より深いレンジを速めのリトリーブで探るのに適したルアーです。
シリコン製バイブレーションの特徴
アピール力の強いルアーに対して警戒心を持ったシーバスを食わせるのに特化しています。
樹脂製や鉄板では釣れないときに、このシリコンタイプが有効なときがあります。
シーバス釣りにおすすめのバイブレーション
バスデイ レンジバイブ45・70
抜群の飛距離、レンジキープ力、アクション、どれをとってもトップクラスの使いやすさ。
数あるバイブレーションの中でも、レンジバイブだけは持っていたほうが良いと言っても過言ではありません。
エバーグリーン アイアンマービー
スローでもファストでもしっかりとアクションするので、さまざまな状況で活躍できるバイブレーション。
鉄板バイブは、キャスト後にフックがラインに絡んで1キャスト分無駄になる(エビる)ことが多いルアーなのですが、
アイアンマービーは絡まる率が低いので、その点でも使いやすいルアーです。
ダイワ モアザン ミニエント 57S
ミニエントは全長57mm、自重11.5gのコンパクトなひと口バイブレーションですが、飛距離はそれほど悪くないです。
ナイトシーバスでは水面近くを見ていることが多いので、浮き上がりやすい小さめで軽いバイブレーションを使うのがおすすめです。
マドネス シリテン バイブ 53
柔らかいシリコン製ソリッドボディを採用し、まるで活きている小魚のようなアクションを生み出すシリテンバイブは、スレたシーバスにも効果的。
ハイプレッシャーな場所や、他のバイブレーションではバイトがなかった状況なら、よりナチュラルなシリテンバイブでアプローチすると、今まで口を使わなかった魚もバイトに持ち込めるかもしれません。
バイブレーションでシーバスを釣ろう!
バイブレーションは、ミノーなどと比べて飛距離が出て広範囲を探れるので、結果としてシーバスとのコンタクト率が上がるという特徴があります。
また、強い波動で魚を寄せるタイプで、アピール力が強いため、喰い気のあるシーバスにいち早く口を使わせる能力があるといえます。
そのため、細かいことをあまり気にせず、とにかく投げて巻けば、そこに高活性のシーバスいれば釣ることができるのです。
ただ巻きでも釣れるバイブレーションは、初心者でもバイトの可能性が大いにあるルアー。
水深のある釣り場で広範囲に手返し良く探るなら、まずバイブレーションから始めてみましょう!