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ジグ単アジングでのレンジコントロール術を解説!

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魚釣りには「層を釣れ」という言葉があることをご存知ですか。

これは魚が定位している水深(レンジ)に仕掛けを送り込む、または通す意味ですが、アジングに関しても同じで、アジのいる層を正確に見極めてルアーを通す技術が釣果を大きく左右します。

そこで今回は、ジグ単アジングにおけるレンジの考え方や、実際のコントロール方法を初心者にもわかりやすく解説。
状況に応じたアプローチを身につければ、より確実にアジを手にできるようになります。

レンジコントロールとは

目的の魚が定位しているであろう水深を予測し、その層にルアーを通し続けてアプローチを続けることを「レンジコントロール」と呼びます。

特にアジングのような繊細な釣りにおいては、魚の目線にルアーを合わせ続けることが釣果を大きく左右する重要な要素となります。

できるだけ長い時間、狙ったレンジにルアーをキープできるようになれば、バイトの確率は格段に高まります。

魚の定位しているレンジを探る

ジグヘッドが着水した瞬間からフォールの秒数を数え、アタリがあったタイミングのカウントを記録しましょう。

魚が定位しているレンジが把握できれば、次のキャストで同じカウントまで沈めて再び同じ層を攻めるだけで、高確率でバイトを得られるようになります。

アジングにおける「釣りの再現性」とはまさにこのことであり、数釣りを得意とするアングラーはこの再現力を武器にしています。

 

レンジをキープする方法とは

横に引く場合

アジはフォールでのバイトを取る以外にも、ルアーを横に引いている状態でのバイトも多いのです。

狙いたいレンジまでルアーをフォールで落とした後は、一定スピードでゆっくりとリールを巻いてルアーをその層に留めて引いてくるのが効果的です。

リールの巻き速度を調整することで、水平方向に引くか、わずかに沈ませながら引くかなど、レンジの通し方にバリエーションを持たせることができます。

より軽いジグヘッドを使えば、沈下速度が遅くなり、水平に引きやすくなるため、繊細なレンジコントロールが可能になります。

もし、ただ巻きで反応が薄い場合は、巻きスピードを変えたり、軽くロッドアクションを入れてルアーに変化をつけて魚の注意を引きましょう。

縦に刻む場合

狙いの水深を縦に刻みたい場合は、リフトアンドフォールというテクニックが有効です。

ロッドでルアーを跳ね上げるようにリフトし、その後フォールさせることで、レンジ内を上下に動かしながらアピールできます。

上昇時にはキビキビとしたアクションで魚にルアーの存在をしっかりと見せ、フォール時には自然な沈下で口を使わせるイメージを持つことが大切です。

たとえ表層付近を攻めたい場合でも、軽くフォールを挟んだ方が魚の反応が良くなるケースもあります。

基本は2~3回ほどロッドをしゃくってから、5?10カウントほどフォールを入れる流れとなりますが、反応に応じてテンポやアクションの強さを変えて、より効果的なパターンを探してみましょう。

 

応用編

ルアー(ジグヘッド)は「ゆっくり」かつ、「落とす」が基本操作となるが、もちろんその逆の時もあります。

魚の活性が高いときは、やや速めのリーリングや連続した細かなロッドアクションにも積極的に反応してくることがあります。

状況が良いときはもちろん、逆にまったく反応が得られないときほど、新しい引き方やテンポを試して自分なりのオリジナルパターンを発掘してみるのも釣果アップの鍵となります。

魚は一定の水深に居るとは限らない

アジが定位するレンジ(水深)は、潮流や風の向き、時間、群れの規模など様々な要因で居場所が変化します。

したがって、一度アタリが連発しても、すぐに反応が鈍くなることも珍しくなく、その場合はレンジが変わった可能性を疑ってみてください。

そんな時は、フォールカウントを変えてみたり、表層からボトムまで段階的に探ることが重要になります。

これにより釣りの再現性が一気に上がるだけでなく、時間帯や潮の変化に伴うアジの動きをいち早く把握する手助けにもなります。

カウントを取ってみよう

キャスト毎にフォール中のカウントを取ることにより、釣れた時の水深をおおよそ把握することができるようになります。

釣りの再現性が増すだけではなく、状況の変化も読み取りやすくなるので、積極的にカウントを取るようにしましょう。

初めは面倒に感じるかもしれませんが、カウントの積み重ねが自信へとつながり、やがては「次はこのカウントで釣れる」という確信に変わっていくはずです。

 

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