エギング

地域別 アオリイカの釣れる時期

アオリイカ

アオリイカ釣りのベストシーズン、知っていますか?狙う時期を間違えると、せっかくの釣行も空振りに終わってしまうことも。

この記事では、アオリイカの釣れる時期について、地域別・季節別に釣果が期待できるタイミングをわかりやすく解説します。

初心者でも安心して読める内容になっているので、これからアオリイカ釣りを始めたい方にもおすすめです。

まずは基本のシーズンを押さえて、釣果アップを目指しましょう!

アオリイカの釣れる時期を地域別に解説

アオリイカは地域によって釣れる時期が異なります。
水温や海流の影響を受けるため、釣行の計画を立てる際は地域ごとのシーズンを把握することが重要です。

関東エリアのアオリイカ釣りシーズン

関東では春(4月~6月)と秋(9月~11月)が主なシーズンです。
春は産卵期で大型のアオリイカが接岸しやすく、重量感あるファイトが楽しめます。
秋は新子が多く、数釣りがしやすいため、初心者からベテランまで楽しめる時期です。
また、水温が安定しているため、エギへの反応も良好で日中でも釣果が出やすいのが特徴です。

関西エリアでのアオリイカの釣れる時期

関西エリアも春と秋がピークの時期です。
特に大阪湾や紀伊半島沿岸では5月~6月と9月~11月が好機となり、潮通しの良い堤防や磯場では高確率でヒットが見込めます。
春には抱卵した大型の個体が狙え、秋には新子の群れが接岸するため、エギングの入門にも適した時期です。

福井県のアオリイカの好釣果を狙う時期

福井県では水温が安定する初夏(5月?6月)と秋(9月?10月)が狙い目です。
特に越前海岸や若狭湾エリアでは、透明度の高い海と豊富な藻場により、アオリイカの好漁場として知られています。
漁港や磯場が主なポイントとなり、朝夕のまずめ時を狙えば高い釣果が期待できます。

三重県のアオリイカ釣りベストシーズン

三重県は春と秋がともに釣果が安定します。
志摩や鳥羽エリアでは4月~6月、9月~11月に良型が期待できます。
特に春は産卵期を迎えるため、大型のアオリイカが接岸しやすく、エギングで重量感のある一杯を狙う絶好のチャンスです。
一方、秋は新子が活発に活動するため、数釣りに適しており、短時間でも複数のヒットが期待できます。
また、リアス式海岸特有の地形が豊富なポイントを生み出しており、風裏や潮通しの良い場所を選ぶことで釣果に差が出やすい地域です。

九州地域のアオリイカ釣りタイミング

九州は比較的温暖な気候のため、春(3月~5月)と秋(9月?11月)に加えて冬場(12月~2月)でも釣れるエリアがあります。
特に長崎県や鹿児島県の沿岸部では、水温が年間を通して高めに保たれるため、冬でも良型が釣れることがあります。
また、春は藻場が形成されやすい地形により産卵場所が多く、数・サイズともに安定した釣果が期待できます。
秋には新子の群れが湾内や漁港周辺に集まりやすく、初心者にも狙いやすいシーズンです。

北海道におけるアオリイカの釣行時期

北海道ではアオリイカの分布は限られていますが、温暖化の影響で一部地域では夏~初秋にかけて釣果が報告されています。

特に道南地域の一部では、水温が上昇する7月~9月にかけてアオリイカの回遊が確認されており、短期間ながらも釣果を狙えるタイミングがあります。
道内では珍しい釣り物として注目されており、今後の気候変動次第では釣期や釣果が拡大する可能性もあります。

 

アオリイカの釣れる時期の種類と活性

秋のアオリイカのサイズと釣果

秋は新子と呼ばれる小型のアオリイカが多く、比較的簡単に数釣りが楽しめます。
これらの新子はエギへの反応が非常に良く、アタリも明確なため、初心者でも釣果を得やすいのが大きな魅力です。
サイズは小さめですが、引きは強く、釣りの楽しさを十分に味わうことができます。
また、日中でも比較的釣れやすく、短時間の釣行でも成果が期待できるのもポイントです。

新子の出現時期とアオリイカの成長

新子は主に8月下旬から9月にかけて出現し、10月頃には急速に成長して釣り応えも増します。
特に9月中旬以降は、サイズのばらつきが出てきて、選ぶエギのサイズにも注意が必要になります。
エギのカラーやフォールスピードも新子の活性に影響を与えるため、状況に応じた工夫が求められます。
また、成長とともに新子の警戒心も増すため、釣れるタイミングや時間帯を見極めることも重要です。

釣り場の条件と水温に応じた時期の変化

アオリイカは水温15~25℃を好むため、水温に応じて釣れる時期が前後します。
海水温が20℃前後を保つ時期が最も活性が高く、釣果も安定しやすいです。
特に浅場では水温の変化が大きいため、前日からの気温や天候の変化にも注目しましょう。
海水温情報を参考にすることで釣行の成功率が上がりますし、ターゲットとなるイカのサイズや活性に応じたエギング戦略を立てることも可能になります。

 

アオリイカ釣りの時期別特徴

春のアオリイカの動き・釣り方

春はアオリイカが産卵期に入り、藻場や岩場に接岸するため、岸釣りでも比較的容易に大型を狙うことができます。
この時期は特に水温の上昇とともに活性が上がり、昼間の釣行でもチャンスがあります。
ゆっくりとしたシャクリや、ステイ時間を長めにとる誘い方が効果的です。
エギのサイズは3.5号以上がおすすめで、ボトム付近をじっくり探ると良い釣果が期待できます。

夏のアオリイカの動き・釣り方

夏はアオリイカの活動がやや鈍る時期で、日中の釣果は落ちやすくなりますが、夜釣りや深場を狙えば十分な釣果が期待できます。
特に常夜灯周辺や潮通しの良いポイントでのナイトエギングが効果的です。
水深のある堤防や磯場では、中層からボトムを意識したアプローチが鍵となります。
また、エギのカラーは夜光系やブルー系が有効です。

秋のアオリイカの動き・釣り方

秋は数釣りのベストシーズンで、活性の高い新子が岸近くまで寄ってきて、エギに対する反応も非常に良くなります。
素早く広範囲を探れる軽めのエギ(2.5~3号)が特に有効で、テンポよく釣ることが釣果を伸ばすコツです。
日中でも十分釣れるため、朝夕のまずめだけでなく日中の時間帯も見逃せません。
数を狙う際は、カラーローテーションも取り入れましょう。

冬のアオリイカの動き・釣り方

冬は水温の低下によりアオリイカの活性が下がり、釣果が落ちやすくなりますが、九州南部や一部の温暖な地域では引き続き釣りが可能です。
特に深場に移動した個体を狙うディープエギングが有効で、重めのエギ(3.5号~4号)やスローフォールタイプを使用すると良いでしょう。
日中よりも、比較的水温が安定している夜間や早朝が狙い目です。

 

エギングによるアオリイカの釣り方とポイント

エギの選び方と釣り場の魅力

エギは季節やアオリイカのサイズに合わせて選ぶことが非常に重要です。
春の産卵期には、より大型の個体が狙えるため、3.5号~4号といった大きめのエギが適しています。
一方、秋は新子と呼ばれる小型のアオリイカが中心になるため、2.5号~3号の軽量なエギを使うことで操作性が増し、アタリを捉えやすくなります。
また、エギのカラー選びも重要で、曇天や朝夕は濃いカラー、晴天や日中はナチュラルカラーが効果的です。
漁港、堤防、磯場といった釣り場ごとに潮の流れや地形の違いがあるため、それぞれのポイントに応じた狙い方を工夫することが釣果に直結します。

時間帯別のアオリイカの活性と釣果

アオリイカは早朝や夕まずめに活性が高くなる傾向があります。
これらの時間帯は水温が安定しやすく、イカの捕食行動が活発になるため、効率的に釣果を上げるチャンスです。
また、夜釣りでは常夜灯周辺が非常に有効なポイントとなり、光に集まる小魚を追ってアオリイカが寄ってくるため、良型がヒットしやすくなります。
満月や新月といった月齢によっても釣果が左右されるため、天候と潮汐を事前にチェックしておくとより効果的です。

数釣りのテクニック

アオリイカのアタリが集中する時間帯を逃さず、テンポよくエギをキャストし続けることが数釣りの基本です。
群れに当たれば短時間で複数のヒットが期待できるため、すぐに反応がなければテンポよくポイントを移動する「ランガン」スタイルも効果的です。
また、エギのカラーローテーションを行うことで、スレた個体にも口を使わせやすくなります。
フォール速度の調整や、アクションの強弱を使い分けて、活性に合わせた誘いを行うことも釣果を伸ばすポイントです。

サイズによる釣り方の違い

小型の新子には2.5号~3号の小さめのエギを使い、細かく繊細なアクションをつけることで反応が得やすくなります。
動きを多彩に演出し、レンジを変えながら探るのも有効です。
一方で、大型の個体には3.5号~4号の大きめのエギを使用し、ゆっくりとしたフォールを意識した誘い方と、ダイナミックなシャクリを組み合わせることでアピール力を高めましょう。
釣り場や時間帯によっても使い分けることが釣果アップのポイントです。

活性が高い時期の見極め

アオリイカの活性は、海水温、風向き、潮の流れといった複数の要因に左右されます。
特に海水温が20℃前後の安定した日が狙い目です。
風向きは岸に向かって吹く風がプランクトンやベイトを寄せやすく、イカの活性を高めます。
潮の流れがある時間帯には酸素濃度も高まり、より活発な捕食行動が見られることが多いです。
釣行前には天気予報や潮汐表、海水温の情報をしっかりチェックし、最適なタイミングを見極めることが成功への近道です。

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