海のウキ釣りは、シンプルながら奥深い人気の釣りスタイルです。
ゆらゆらと揺れるウキが、突然スッと海中へ引き込まれる瞬間──あのドキッとする高揚感は、初心者でもすぐに味わえる大きな魅力です。
また、必要な道具が少なく、堤防や漁港など身近なポイントで手軽に始められるのも嬉しいところ。
本記事では、初めての方でも迷わず準備できるよう、海のウキ釣りに必要なタックル構成、基本的な仕掛けの作り方、さらには釣果アップに役立つ便利アイテムまで、分かりやすくまとめてご紹介します。
これからウキ釣りに挑戦したい方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。釣り場でウキが沈む瞬間を楽しむ第一歩を、このページから踏み出しましょう。
ウキ釣りは釣りの基本中の基本!
釣りにはエサ釣りやルアー釣りなど様々な釣法がありますが、ウキ釣りは釣りの基本中の基本で最も奥深い釣法と言っても過言ではありません。
ウキが沈んだら合わせを入れるというシンプルな釣法ではありますが、ウキが沈む光景を目で見て楽しむことが出来るのも魅力の一つです。
また、何が釣れるか分からないという面白さも兼ね備えています。
ウキ釣りで狙える魚はたくさん!
ウキ釣りは対象魚をあまり選ばない万能釣法でもあります。
堤防ではアジやサバなどの小型回遊魚からカサゴやメバルなどの根魚、クロダイやメジナも狙うことが出来ます。
シーズンが来れば夜釣りで電気ウキを眺めてタチウオを狙うアングラーも数多くいます。
潮通しの良い場所ではマダイも狙えるため、一発大物を狙うことが出来るのもウキ釣りの魅力。
ウキ釣りにはウキフカセ釣りやウキサビキ釣り、カゴ釣りなど様々な種類があるため、釣法によって対象魚を狙い分けるのもおもしろいですよ!
ウキ釣りのタックルは磯竿とスピニングリールが鉄板!
ウキ釣りを楽しむのであればタックルはウキ釣りに向いたものがおすすめ。
ロッドは磯竿がおすすめですが、ロッドの号数(=太さ)によって釣法の向き不向きがあるので注意が必要です。
エサを付けるだけのシンプルなウキ釣りやウキフカセ釣りなら2~3号、ウキサビキ釣りやカゴ釣りなら4~5号を用意すれば問題ありません。
長さは5~5.3メートルのものが一般的ですが、長いロッドに不慣れな方は4メートル台のものでも構いません。
リールはスピニングリールの2000~2500番がウキフカセ釣りやウキサビキ釣りに向いており、カゴ釣りは遠投する必要があるため4000番のものがおすすめです。
レバーブレーキ付きスピニングリールもありますが、慣れていない間は扱いが難しいため、初心者の方はレバーブレーキが付いていないスピニングリールを選ぶようにしましょう!ラインはナイロンラインが主流でウキフカセ釣りなら2号前後、ウキサビキ釣りなら3号前後、カゴ釣りなら4~5号といった使い分けをすれば問題ありません。
これさえあればウキ釣りを楽しめる!
釣りをするにはロッドにリール、ラインが必要ですが、その全てがセットになったのがこのセットです。
全てがセットになっていても価格がかなり抑えられており、釣りを始めてみたいかたの強い味方となってくれます。
釣り道具をまだ持っていない方におすすめのセットです!
ウキ釣りの仕掛けは固定式と遊動式を覚えよう!
ウキ釣りは大まかに分けると固定仕掛けと遊動仕掛けの2種類があります。
固定仕掛けはウキがラインに固定されており、浅めのタナを狙うことに向いています。
遊動仕掛けはウキがライン上を滑る様になっており、深いタナまで狙うことが出来ます。
どちらもウキ釣りをする上では覚えておく必要があるので、ぜひチェックしてくださいね!
ウキの位置を固定する固定仕掛け
ウキを固定して釣りをする固定仕掛けは、シンプルな仕掛けなのでまずは固定仕掛けから覚えることをおすすめします。
仕掛けの作り方は道糸にゴム管を通しておき、サルカンか直結でハリスを結びます。
ハリスの先に針を結んでおくことを忘れない様にしましょう。
通しておいたゴム管の位置が狙うタナになるので、位置を決めたらそこに固定用のウキを刺して完成です。
タナを変えたい時はゴム管からウキを抜き、ゴム管の位置を変えるだけで完成します。
あとはウキの号数に合った錘をハリスの真ん中あたりに打てばウキが馴染んでくれますよ!
注意しておくポイントは、固定ウキを深いタナを狙う様な場所で固定しないことです。
深タナを狙う位置で固定してしまうとラインのたらしがかなり長くなってしまい、釣りがしにくくなってしまいますので注意しておきましょう!
ウキがライン上を移動する遊動仕掛け
ウキがライン上を動く様にする遊動仕掛けは、固定仕掛けと違い必要なアイテムが多くなります。
必要なアイテムはウキ止め糸、シモリ玉、棒ウキを使うのであればシモリペット、クッションゴム、ハリスと直結しないのであればサルカン、と非常に多くのアイテムが必要となります。
仕掛けの作り方は道糸にウキ止め糸→シモリ玉→シモリペットか円錐ウキ→クッションゴム→サルカン→ハリス→針といった順番でラインに通していけば完成します。
後はウキの号数にあった錘をハリスの真ん中あたりに打っておくことで仕掛けが馴染んでいきます。
遊動仕掛けでのタナの決め方はウキ止め糸をずらすだけで出来るため、簡単に行うことが出来ます。
ウキ止め糸はリールに巻きこんでも問題ないため、仕掛けのたらしが長くなりすぎることも防ぐことが出来ます。
遊動仕掛けの方が対応出来るレンジが広いので、ぜひともマスターしておきましょう!
遊動式仕掛けのセット販売
ウキ釣りは必要なアイテムが多いため初心者の方は難しいと感じてしまいがち。
しかし、このウキ釣りセットなら、袋から取り出せば遊動仕掛けの完成!
まだウキ釣りの仕掛けの作り方がよく分からない初心者の方に非常におすすめです!
ウキ釣りは目でアタリをとる!
ウキ釣りではどの様にして魚のアタリをとるのかというと、ウキが沈んだかどうかです。
海中に漂うエサを魚が咥えると、仕掛けが引っ張られウキが沈むという仕組みになっています。
ウキが沈んだらロッドをしゃくり上げ合わせを入れると、魚の口に針が掛かるという非常にシンプルな釣法です。
ウキ釣りの注意点として、ウキが沈んだのに魚が掛かっていないなんてことがしばしばあります。
これは潮の流れに仕掛けが引っ張られたり、仕掛けが海草などに引っかかって引っ張られていることなどが考えられます。
何度も同じ場所でウキが沈む様であれば、仕掛けを投入するポイントを変えてみることをおすすめします!
コマセを使用するフカセ釣りなどでは、ウキを投入後にウキの周りにコマセを撒くことで刺し餌との同調を狙うことが出来ます。
潮の流れがある場合は潮が流れてくる方向にコマセを撒き、ウキは下流に投入しましょう。
そうすることで流れがあったとしても、刺し餌との同調が上手くいきますよ!
アタリがなければタナを変えてみよう!
ウキ釣りで重要なキーワードはタナで、魚がいる層にエサを届けることが出来なければ釣り上げることは出来ません。
両手を横に広げた幅を釣り用語で1ヒロ(約1.5m)と言い、1ヒロのタナで釣れないから次は2ヒロのタナを探ってみようといった様にタナを変えていきます。
浅めのタナなら固定仕掛けでも問題ありませんが、魚が浮いてきていない状態であれば深いタナを狙うことが得策なので遊動仕掛けが有利になります。
魚の活性が高く浮いてきているなら固定仕掛け、魚がどこにいるか分からず様々なレンジを探っていきたいなら遊動仕掛けといった使い分けをしていきましょう!もちろん魚が浮いてきている時に遊動仕掛けでも構いませんよ!
ウキ釣りを楽しむなら揃えておきたいアイテム
ウキ釣りを楽しむにはロッドにリール、ラインが必須ですが、他にも揃えておくと便利なアイテムがいくつかあります。
大型の魚が掛かった際に魚をキャッチするためのランディングネット、魚を掴むためのフィッシュグリップ、魚から安全に針を外すためのプライヤー、手を洗うための水汲みバケツなどがそのアイテムです。
コマセを撒く釣りであればバッカンやヒシャクも必要になってきます。
ランディングネット、フィッシュグリップ、プライヤーは必ず揃えておきたいアイテムで、ランディングネットは無理な抜き上げによるロッドの破損やラインブレイクを防いでくれます。
フィッシュグリップは暴れる魚を安全に掴むことが出来るため、ヒレなどで手を怪我することを防いでくれます。
プライヤーは暴れる魚の口から安全に針を外すことが出来るので、手に誤って針が刺さることを防いでくれます。
ロッドの破損や怪我から守ってくれる3つのアイテムは、ぜひとも揃えておきましょう!
ランディングネットを揃えるならまずはこれ!
ランガンランディングセットはランディングポールとランディングネットがセットになったお得な商品。
長さも堤防で使うにはちょうど良い長さなので、初心者の方が揃えるには十分すぎる性能を持っています。
まだランディングネットを持っていないアングラーにおすすめです!
強力に掴んでがっちりホールド!ディノグリップ!
ディノグリップは恐竜の牙をイメージさせるフィッシュグリップ。
トングの様な形状をしているので扱いやすく、掴んだ魚をがっちりホールドすることが出来ます。
歯が鋭いフィッシュイーターを安全に掴む際にも効果的なので、掴んだ魚をがっちりホールドしたいアングラーにおすすめです!
色んな使い方が出来る万能プライヤー!CT-541P!
プライヤーはフックや針を外す際によく使われるアイテムですが、CT-541Pはスプリットリングを取り外したりラインをカットしたりと様々な使い方が出来るプライヤーです。
手に優しいソフトタッチグリップを採用しているので、手の疲労を軽減してくれるのも見逃せないポイント。
万能的に使えるプライヤーを探しているアングラーにおすすめです!
ウキ釣りでたくさんの魚との出会いを楽しもう!

ウキ釣りは多くのターゲットを狙える万能釣法。
特定の魚種を狙ってウキ釣りを楽しむのも良いですが、対象魚を定めずに五目釣りを楽しむのもウキ釣りの醍醐味です。
ウキが沈むのを眺めながらのんびりと海で過ごすと気持ちもリフレッシュすることでしょう。
アジやサバ、カサゴやメバル、クロダイやマダイなど何が釣れるか分からないウキ釣りはわくわくする釣りです。
時には予想していなかった魚が掛かることもあるウキ釣りを、心行くまで楽しんでくださいね!
釣りをする際は安全のため必ずライフジャケットを着用して、安全な状態で釣りを楽しんでくださいね!夜釣りの際はヘッドライトを持っていくことも忘れないようにしましょう!




