釣り場でランディングネットを背中や腰にぶら下げている人見かけませんか?
タモホルダーは、タモ網(ランディングネット)に取り付けて、ベルトなどにひっかけられるようにするグッズですが、小移動を繰り返す釣りでは超便利なんですよ。
タモホルダーとは
タモホルダーとは、タモ網(ランディングネット)に取り付ける靴ベラのような形状のバーのこと。
ネットを手に持たずに、ライフジャケットの背中のD環や、ウェストバッグのベルト、ズボンのベルトなどに引っ掛けるためのものです。
タモホルダーをつける理由
- いざランディングの時、ネットが素早く取り出せる。
- 釣り場移動の際、いちいちネットを持たないで済むので、手返しが良くなる。移動時に片手がフリーになる。
- 地面に置いたネットの置き忘れ防止。
タモホルダー自体はスリムで軽量なので、装着してもそれほど邪魔にならないし、ランディングを妨げるようなことはありません。
タモホルダーは、ルアーフィッシングなど場所移動の多い釣りをする人にはもってこいの便利グッズなんですね。
釣りの最中にそんなに移動しないよということであれば必要ないかと思いますが。
タモホルダーはどんなタモ網に使うの?
タモの柄には、仕舞ったときの寸法が1~1.2mくらいになる「磯玉」と、短め60~70cmくらいの「小継タイプ」があります。
磯玉はかさばりますが、継数が少ないので軽く強く作ることができます。
→移動の少ない釣りに向いている。
→仕舞寸法が長いので、タモホルダーを取り付けて腰あたりにぶら下げると、タモ尻側が地面に当たってしまうので、タモホルダー取り付けは不向き。
いっぽうの小継タイプはコンパクトなので、携帯性に優れますが、継数が多いので重い、太い、伸ばした際にたわみやすいことが難点です。
→重いけども、釣り場移動の際の携帯性を重視するルアーシーバス、ショアジギング、エギングなどに向いている。タモホルダーを取り付けるなら小継タイプがおすすめ。
あと、渓流や管理釣り場などの淡水域で使うことが多いのですが、1本物で柄の長さが30~80cmくらいの物もあります。
→軽量で持ち運びしやすく、このようなタモ網にもタモホルダーをつけることは可能です。
タモホルダーのつけ方は簡単!
どのメーカーのタモホルダーも、基本的にはネジかマジックテープでランディングシャフトに固定するだけ。
取り付けたら、釣りに行く前に、実際にベルトループやゲームベストのD環などに差し込んでみて、ランディングネットが安定してぶら下げられればOKです。
プロックスのタモホルダーのつけ方はこちらの記事で詳しく解説しています。 柄の長いランディングネット(タモ網)を体にぶら下げるフックが「タモホルダー」。 ルアーシーバスやエギングなど、移動の多い釣りだといちいちタモを手に持ったり置いたりしなくて済むから便利なんですね。 私も ... 続きを見る
プロックスタモホルダーの取り付け方を画像で解説!注意事項もあり
ネットを体にぶら下げるアイテム、他にないの?
タモホルダー以外にも、ネットを体にぶら下げておくアイテムはありますので、用途や取り付けるネットの種類によってはこちらを選択したほうが便利かも。
肩掛けショルダーベルト
ショルダーベルトは、肩にたすき掛けに背負うタイプ。
安定性は抜群なので、自重のある数mのネットに向いています。
が、たすき掛けにするのでキャストがしにくいですし、いざヒットした時も、ファイとしながら肩からネットを外すのが一苦労なのが難点です。
マグネットリリーサー
マグネットリリーサーは、マグネットの磁力だけでネットとくっつけておくタイプ。
ネットの自重では外れず、手の力で引っ張ると外れる絶妙な磁力で調整されています。
ただ、手の力で外れる=それほど強力ではないので、軽め(短め)のネットに向いています。
シーバスなどでよく使う5mクラスのネットだと、ネットの自重でぶら下げているだけで勝手に外れてしまうのでおすすめできません。
ホルスタータイプ
ホルスタータイプは、筒に柄を差し込んで使用するタイプ。ネット側ではなく、ベルト側にこれを取り付けます。
柄が30cmくらいの軽くて短いネットに向いています。
あまり柄が長いと、抜き差しするとき大変ですよね。
おすすめのタモホルダーを選んでみた!
タモホルダー付きのランディングシャフト・ネットも販売されていますが、すでに持っているランディングネットにタモホルダーを付けたい場合は、あと付けのタモホルダーで対応可能!
選ぶ際にはお手持ちのランディングネットのシャフトの直径に合うかどうかをよくチェックしてくださいね。
プロックス(PROX) タモホルダーライト
タモホルダーと言えばこれ一択と言ってもいいんじゃないか。
六角ネジ4点でシャフトに固定するので、がっちり固定でき、移動中などにゆるむことがなく安定感抜群。
取り付けるシャフトの直径によって、Sサイズ(直径:23.6~29.0mm)、Mサイズ(直径:29.9~35.3mm)があります。
フックハンガーの取り付け角度の調整はできません。
プロックス(PROX) タモホルダーV3アジャスタブル
フックハンガーの取り付け角度をお好みの角度に調整したい場合はこちら。
取り付けられるシャフトの直径は:29.9~35.3mmです。
斜めにセッティングして、斜め挿しできる利点はありますが、ベルトから抜き差しをしているうちに調整ネジに力が加わり、緩んで取り付け角度が変わってしまうことがありますので要注意。
DAITOU(ダイトウブク) 1372 シャフトステー
シャフトにネジ止め式は嫌だ、長さの違う別のシャフトに簡単に移したい、という人にはこちらのマジックテープ式のタモホルダーがおすすめ。
取付対応直径:23.5~37mm
タモホルダーを自作する手もある
タモホルダーの製品はシンプルな構造ですので、100均の材料で自作することも難しくありません。
見た目のカッコよさや耐久性は劣るかもしれませんが、DIYで楽しみたい人は自作もアリじゃないでしょうか。
いろいろな人が自作していますので、youtubeなどWEB検索して作り方の参考にしてください。
こんな感じ↓
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